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入院になりました

血尿と、膿尿で。2週間の見込み。
(尿バッグにはビックリするくらい真っ赤な血尿が…)

本人は発熱もなく、いたって御機嫌。
にこにこと、いろいろおしゃべりもしているの。
ショートステイはよい意味で刺激になるから、元気になるの。

一緒に病院へつきあってくれていたモグのことを
ちゃんと名前でよんで
「お金がなかったら、いくらでも貸すからね。
 他所で借りるくらいなら、おれが200万でも300万でもあるからね」って。(笑)

いろいろおしゃべりしているのを、振り切るようにして置いてきてしまった。
また、病院に永くいると、お話することも忘れるのかなあ。




受診のために車を出してくれたショートステイ先にご挨拶に行ったり、
入院の手続きの書類や、着替えやタオル、紙オムツなどの荷物を運んだり、
ゴタゴタしているうちに、こちらの調子が悪くなってきてしまって、
胃痛、吐き気、頭痛、耳鳴り・・・・鎮痛剤を飲みながら
車を運転してたけど、ついに限界が見えてきて(笑)
なんか、こんなにデリケートだったかなあ、自分。と思ってしまった。







あまりの醜態に書こうか書くまいか迷っていたけど書かずに居ると引きずってしまうので追記。
へろへろになって、車を駐車場に入れたところで、15日だってことに気がついた。駐車場代金を払う日だった。

大家さんは駐車場のすぐ脇に住んでいて、毎月15日に届けることになっていた。それをGサンがいつのころからか隔月に2ヶ月分を払うことにお願いして、さらにGサンは、その隔月の支払いを、交互に私にも支払うように言ってきたのだった。(本来、車の掛りはGサンの分担のはずだったのだけれど)ま、いいや。ややこしい議論をする余裕なんてないから。ただ、今月が、私が支払う当番だったのか、分からなくなっていた。お金の用意もしてなかった。

へろへろになって、徒歩3分ほどの家にたどりつき、朝からの経緯とバーサンが入院になったことを、Gサンに報告。4時頃だった。Gサンは、市販の揚物で飯を食っていた。遅いお昼?
「夕ご飯は揚物があるし、適当でいいよ」といわれたけれど、油ぎった揚物は食べる気分じゃなかった。鮭の買い置きを焼いて、あとはバーサンのために煮ておいた里芋と、漬物もあったっけ……と、整えて、そこで、バッテリー切れ。頭痛が強くてだめ。

「ここに、夕ご飯のしたくしておいたから、いいときに食べてください」
と、一旦、2階にあがって、ふとんに潜り込んだ。
でも、駐車場代が気になって、しかたない。前に、Gサンの番だとおもって、わたしが支払わずにいたときに、○○さんが、自宅まで取りにきたことがあった。その時のように、迷惑をかけることを繰り返したくなかった。
階下におりて、予備のお金やなんかかき集めて金額を用意し封筒に入れ
「今月、駐車場代の支払いでしたっけ?」とGサンに問うと「わからん!」」

「わたしも分からなくなっているんだけれど、今月私が支払う番だったら……」
「だから、わらかんといっているだろうっ!」
この辺で、だんだん、向こうのトーンが高く、怒気を含んでくる。テレビを観ていたGサン、いきなり台所へ行って、食器を洗いはじめる。
こっちは、面倒ないさかいはいやだから、ひたすら低姿勢(のつもりだったけど)説明しようと努力。
「わたしも考えることが多すぎて頭がゴチャゴチャで分からないんだけれど……」
「何も今日言わなくても、明日でもいいことだろう!」
「そうじゃなくて、とにかく最後までわたしの言うこと聞いてください!」
「いつもお前はそういう言い方をする」

もう、こっちは半泣き。頭痛はひどくなるし、とにかく用件を済ませて寝たかった。
「聞いてください。今月が私が支払う当番なのか分からないけれど、ここに現金を用意しました。頭がごちゃごちゃして、頭が痛くてうまく考えられないんだけど、もし、あなたが考えてみて、今月が支払い日だったら、このお金を○○さんへ届けてください」
「今日しろってか」
「今日じゃなくても、明日でも、あなたがゆっくり考えてみて、もしそうだったら、あなたから届けてください。もし、今月でなくて、要らないのだったら、わたしに戻してください。生活費だから」
「お前はいつもえらそうに、そういう言い方をして”#%&’&’()0=〜」
何か言っていたけれど、聞きたくなかった。頭が割れるように痛かった。
ここのままでは、気が狂いそうだった。
「頭が痛いから、やめてください」
お金の入った封筒をおいて、逃げるように、2階にあがり、ふとんにもぐった。
頭が痛い、頭が痛い、繰り返し泣いていた。

バーサンが死ぬかもしれない、今度こそ、死ぬかもしれない、という心細い時に、
朝からばたばた、落ちがないように、気配りして全部済ませて、帰宅して
なぜ、怒鳴られなければならないのか。
夜勤明けのGサンにゆっくり寝て居てもらおうと、
ずっと、モグと二人でバーサンのことを済ませてきたのに。
時々、ケータイにメールして報告してたから、状況は分かるはずなのに。

「大変だったね、おつかれさん」と、ねぎらって欲しかった。
頭なでてほしかったくらい。ま、これは望むべくも無いと分かっているけど。(笑)
ぼろぼろ、ぼろぼろ、涙がとまらない。

階下から漏れてくる音がいやで、iPod shuffleのイヤホンつけたら
流れてきた曲が「お月さまほしい」だなんて、タイミングよすぎ。
だれかから、そんな優しさほしかった、と、また涙がぼろぼろ、ぼろぼろ…

次の曲は当然「重き荷を負いて」……まるで、わたしじゃん。
そして「ララバイSINGER」。そう、誰も歌ってくれなかったら、自分で歌う。
頭痛薬と、鎮静剤と、睡眠導入薬を飲んで、泣き寝入りだった。

by hidaneko | 2008-11-15 15:48 | かいご | Trackback | Comments(0)


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