夜から吹いていた風は、朝になってもまだつよくて、
自転車で走っていても倒されそう。
だから、ヨガへも車で行くことにした。
ついでに、市役所へまわった。
バーサンの健康保険が後期高齢者医療制度へ変わったのに関連して
県障(県の障碍者への医療補助)の手続きをしてきた。
すこし前に新しい保険証(後期高齢者医療受給者証)が送られて来ていたのだけれど、
これって有効期限が7月末だって。たったの4か月よ。
8月にはまた新しいのが来るのだろうけど、なんか無駄な感じ。
途中でお茶したかったけれど、ぐっと我慢。
バーサンがかかっている病院へ書類を提出してきた。
そこへ行く途中、土手道の脇に桜並木があって、
樹全体がほの紅色にそまって、「いつ咲こう「いつ咲こうか」とざわついている感じ。
この、蕾が開く前の枝、草木染でいいピンクが出ると聞いたことがあった。
樹全体に色が充ち満ちているんだな〜。
家に帰ったら、白椿が咲いて、絞りが咲いて、ピンクのが咲いて、赤も咲いて。
これらの椿、買ったのはなくて、
ピンクのはGサンのおとうさんが挿し木をしてくださったもの。
赤いのは、実生をわたしが育てたの。
ほかのは、花の枝をもらったのを、花後、挿し木をして育てたもの。
そうそう。3年前、京都の
法然院からもらってきた「金魚椿」
(葉っぱが金魚のしっぽみたいに分かれているの)
挿し木したのがようやくしっかり根付いて、小枝がでてきたけれど、
咲くのはいつになるやら。
以前、季刊雑誌「銀花」で、法然院の散華の写真を掲載したのがあったの。
本堂に、季節の花をならべて・・・・
それが印象的で、京都で時間のあったとき、寄ってみた。
掃き清められ、水の模様を描かれたた白砂壇(びゃくさだん)のわきで、
しゃがんで小さな雑草をとっていた御婦人に
(ボランティアというか、お寺へのお勤めとして作業をなさっていたご様子)
「精が出ますね」と声をかけ、「銀花に載っていましたよね」と話をしたら
撮影当時のことも話してくださって、内緒のように
「こっちへ来てみて」と、袖を引いて裏庭へ。
「めずらしいでしょう、これ、金魚椿というの」と
挿し木をするようにと、4,5枝、切ってくださった。
「そんなに要りません、ひとつでいいです」と遠慮したら
「挿しても着かないこともあるから、持っていきなさい」と。
御婦人のおっしゃったように、着いたのは1本だけだったけど。
思い出のある花だけに、咲くのが楽しみ。