人気ブログランキング | 話題のタグを見る

油断大敵

朝、いいお天気だった。
あたたかくてよかった。体もほっとしてた。

マイがモグちゃんのお蒲団の中で吐いちゃったり、
バーさんの摘便したり、洗濯機4回まわしたりけっこう忙しかったけれど、
諸々を、なんとか昼までに片付けて、バーさんをベッドに寝かせ、
モグちゃんと街の神社へ行ったのでした。
ほら、小正月だし、初詣でもしてなかったし、
古いしめ縄や門松も返納したかったし。
そう信心深いほうじゃないけど、ま、年中行事のひとつとして…

神社まで車で行くつもりだったけど、モグの誘いで歩いて片道三十分。
モグと話したり、冗談いったり、ショーウインドウをのぞいたり
お参りしたり、オミクジ引いたり、
どんど焼きに、持っていったものを投げ込んだり
竹のさきにスルメを結んだのを売っていて、
浄火で焼いて食べるらしいんだけど、そんなの見ながら、
「マイも焼いちゃおうか」なんて冗談の相談もしたりして。

帰り道、ブッ○オフでモグお薦めの本を立ち読みして買わなかったり、
高校時代からやっている「豆○」でじまん焼き(大判焼き)を買ったり、
途中、お腹が痛いというモグにお腹の薬を買ったりして帰宅。
所要時間、1時間半。

「ただいま」とバーさんの居室をのぞいたら、目を覚ましていたの。
ここまでは、まあいいんです。
「ちょっと待っててね」と手を洗ったり、着替えたりしてたら、
バサーンの叫び声。
「たすけてくれー。だれかきてー」

さっきまでベッドに横になっていたはずなのに、何事か!?
と、かけつければ、バーさん、ベッドの下でよつんばいになっていた。
わあ〜! 
見れば、ベッドの枕元の柵がはずされている! 
結んでおくのを、うっかり忘れてた。

まったく油断も隙もあったもんじゃない!
もう、完全に歩けないバーさんだけど、
ボケがすすんで自分が歩けないことを忘れる。
ベッドから降りようとして転んだこともある。
アブナイので、一年前から4方を差し込み式の柵で囲んだ。
檻みたいでいやだったけど、安全には替えられない。
落ちて骨折などしたら、それこそ大変だから。

そのうち、柵を持ち上げ、はずそうとすることがあったのですよ。
以来、ひもでベッド本体に結んで置くことにしてたのが、
今日はうっかり忘れていたみたい。
まったく、油断も隙もあったもんじゃないですよ。ふう〜。

あわてて、抱え上げ(50キロです)ベッドに寝かせて
体の異常がないか安全を確かめ、おむつを替えて、昼食の用意…
……しようとしたけど、体力が残ってなかった。

神社まで往復したあと、帰宅後すこし休みたかったところだったの。
歩いてくるんじゃなかった、と思ってしまったわ。
モグと久しぶりに歩いて色々話せたし、面白かったけど、
朝から休み無しでバッテリー切れ。

「在宅介護人は、常に、余力を残して行動すべし」
というのを忘れてました。

あとで気がついたら、腰を痛めてました。あはは。
火事場のくそ力っていうけど、ほんと
非常時には、思いもせぬ力がでるもんですね。

あ、そうそう。バーさんの遅い昼食は、じまん焼きでごめん。
あずきの1コと、うぐいす餡半分食べましたよ。まだまだ食欲ありますね。
by hidaneko | 2006-01-15 23:59 | Trackback | Comments(0)


<< 光の春 ききずぎ >>