◎今日のよかったこと
モグが、昼に起きて、医者へ行けたこと。
日のあるうちに起きられたのは、何週間ぶりだろう。
(先月の11月11日に行く予定が、行けなくて、以来、ずっと昼夜逆転。
夜眠れなくて、朝からふとんに潜り込み、ご飯も食べず、トイレにも行かず、
何時間も。ふとんが湿気るほどの、おふとんモグちゃんぶりだった)
クリニックへ車で送りがてら、モグと、久しぶりに昼を食べた。モグの希望で、回る寿司だったけど。
クリニックの中には入らず玄関で別れたけど、ちゃんと薬の相談をして、生活面についても話を聞いて貰えたと、帰宅後言っていた。
▲今日のつらかったこと
親しい友だちと話していて、モグのことになり、
つい「統合失調症で…」と言ったら、ぐぐっと、引かれるのがわかった。
ごく親しくて、モグのことも知っていて、Gサンへの愚痴なども聞いてもらったり
分かりあえていると思ったのに
「えっ? モグちゃん、統合失調症なの?」と、顔色替えたのが分かって……
はい。モグは、統合失調症ということで手帳もらってます。
先生は「完全なそれではない。本当の統合失調症なら、この程度の量の薬で症状が押さえられているはず無いですから」と、おっしゃっていた。「ただ、幻覚、幻聴がときたま顕れるということで、統合失調症のケはあります」と。
まえには、境界性人格障害と言われた。でも、アメリカ精神医学会(DSM−IV)や世界保健機関の基準(WHO ICD-10)と照らし合わせても、それにも当てはまらないことが多いように思えた。(
これ)
そのことを先生にいって「無理に病名をつけたら何になりますか?」と問うたら「広汎性不適応症でしょう」と言われた。
…と、そのことを友人に伝えたのだけれど、私自身、統合失調症について、ちゃんと認識してないことに気が付いた。友人に説明できるほど、知ってはいない。
ただ、以前、NHKの朝の番組で、統合失調症の元患者さんを招いてお話を聞くというのがあったとき、女性のアナウンサーが「こわくないんですね」と言った言葉が、胸に痛かった。「はじめて患者さんにお会いしたのですが、恐いと思っていましたが、ふつうの感じなんですね」と。女性アナ自身がその程度の認識なのか、一般的視聴者の認識を代弁したのか、わからないけど…。同じ番組で、癌患者をお招きしてお話を聞いたときは「こわくないんですね」とは言わなかった。
統合失調症、前は精神分裂病と言ってたね。某超大掲示板関係では、キチガイとも。
今日、ググってみた。
統合失調症FAQに出会ったけれど、わたしのこれまでの認識とそう違わなくて、ほっとした。(期末試験=88点だった)
ただ、有病率について「へえっ」と思った。そう珍しい病気ではないんだ……
直リンク、引用OKということなので、少し長いけれど、引用
この病気の有病率*は,国を問わず大体0.5〜2%であり,決して珍しい病気ではありません。と言うか,ありふれた病気です。最近多い多いと大騒ぎされる「結核」や,だれでも耳にしたことのある「メニエル氏病」の有病率は0.02〜0.05%とこの病気の10分の1以下ですし,胃潰瘍・十二指腸潰瘍を併せた「消化性潰瘍」の有病率は1〜2%,「喘息」が3%ですから,大体これらの病気と同じくらい「よくある病気」ということになります。
(中略)
以前よく医学生や看護学生さんの病棟実習に立ち会いましたが,彼らは異口同音に「実際に患者さんに会って話してみると全然普通の人でビックリした」と言います。
(中略)
彼らは誤解され差別されるべき存在ではありません。またヘンに美化されるべき存在でもありません。彼らは普通の人です。統合失調症という病を負いそれに悩まされているだけで,一人の人間として私たちと本質的に何も変わるところはありません。私は小さいときから喘息という持病に悩まされ,常に一定のハンデを負ってきましたが,だからと言って喘息ではない人と別に本質的に変わるところはありません。それと同じことです。
しかし彼らが統合失調症という病を負っていることは事実です。そしてこの病気が簡単な病気ではないことも。
知らないことが偏見をうみ、やたら恐がらせることになるように思う。
このサイト
精神科医YASU−QのHome Pageに出会って、ほっとした感じもある。わたしみたいな素人にも分かりやすく書いてあるし、できるだけ多くの方に知ってもらい、理解してもらいたくて、リンク・引用した次第。