大型連休が終わって、平日運転が始動。
朝からホームセンターへ行ったり図書館へ行ったり、カルチャーへ行ったり、
帰りにスーパーへ寄ったり、疲れて帰ってきて、パソコンの前へ。
メールチェックして、ツイッターをのぞいたら、
トレンドで「絵本作家」「だるまちゃん」「てんぐちゃん」などの文字。
加古里子(かこさとし)さんの訃報だった。
92歳とか。つい最近も新刊が出たばかり、と思っていたけれど。
ご冥福をお祈りします。
うちは、かこさとしさんとのご縁は、「だるまちゃん」シリーズより、
「むしばミュータンスのぼうけん」や「あかしろあおいち」
「ほねはおれます くだけます」「すってはいてよいくうき」など
子供達の知育絵本として活用したものだ。
あと「からすのパンやさん」なんかも、はまってたな。
読み聞かせをするようになって、「だるまちゃん」シリーズに出会い
なんとなく、古臭いけど、温かみのある絵とストーリーが
子どもたちに喜ばれるのを知ったけれど、
うちのサークルの中で、このシリーズをとてもうまく読む人がいるので、
わたし自身、読み聞かせで取り上げたことは、あまりない、かな。
かこさとしさんって、こんな方。
加古里子さん92歳=絵本作家「だるまちゃん」
「だるまちゃんとてんぐちゃん」などで知られる絵本作家で児童文化研究家、加古里子(かこ・さとし、本名・中島哲=なかじま・さとし)さんが2日、慢性腎不全のため亡くなった。92歳。葬儀は近親者で営んだ。後日、出版社が合同でしのぶ会を開く。
福井県生まれ。1959年に絵本作家デビュー。67年の「だるまちゃんとてんぐちゃん」は189万部のミリオンセラーで、「だるまちゃん」シリーズは累計389万部発行されている。
化学メーカーの昭和電工に研究者として勤める傍ら、地域福祉の向上を図る「セツルメント活動」に参加し、絵本や紙芝居など子ども向けの創作に携わった。73年に退社。同年発表の「からすのパンやさん」など人気絵本も多く、刊行された著作は約600点にのぼる。
日本の伝承遊びの研究者としても知られ、2008年に絵本作家の活動や「伝承遊び考」(全4巻)の刊行で菊池寛賞を受賞。工学博士でもあり、科学者の視点を生かした「かがく絵本」を約150冊執筆。09年に日本化学会特別功労賞に選ばれた。
今年1月には、在日米軍基地を抱える沖縄への思いを込めた「だるまちゃんとキジムナちゃん」などシリーズの最新作3冊を同時出版した。