アリさんが時々、息子の様子をクラウドにアップしてくれるのですが、
その中で、心にちょっと残ったので。婆バカですが。
雑木林ののこる公園で、日差しの中、イックンが棒をで遊んでいる動画。
何かの枯れ枝のようだけど、イックンの身の丈の1.5倍はある。
先端が小さくYの字に分かれて、それを押すように歩いてる。
動画を撮っているのは父親のようだ。画面の外から声をかけた。
「イックン、お掃除しているの?」
「きれいになあれ、しているの」
そう言って、イックンは枝の先端を地面につけて押し続ける。
「そうじき、ぶぃーん、ぶぃーん」と言いながら。
枝の先端が地面に出ていた木の根っこにひっかかる。
「あ、ひっかかっちゃったね」と父親。
「ひっかかった。ぐぃーん、ぐぃーん」とイックン。
クレーンの真似して枝の先をあげて根っこを回避し、また押し続ける。
それだけのことだ。
だけど、昔だったら、男の子だし、チャンバラごっこが始まるところ。
長い枝だし、戦時中だったら、竹槍みたいなことをやらせるかも。
イックンは、2歳3ヶ月の幼児だけど。
平和でいいな、と思ったの。
子供に戦争ごっこをさせなくてすむ世の中。
子供は大人の真似をする。
お掃除だって、母親が掃除機をかけているのを見ていて覚えたのだろう。
イックンが枝を手にして遊んでる時、チャンバラごっこでなく
お掃除の方へ、声かけしてくれて良かったと思った。
もう一つの動画。
どこかのフードコートだろうか、イックンが何かを食べ終わったところ。
お皿が空っぽになって、イックンは口いっぱいに物を含んでいる。
「もう食べたの? おてて合わせて、ごちそうさまは?」と父親。
「ごちそうさまでした」とイックン(と言っているのだろう、もぐもぐしてる)。
「おいしくいただきました、かな?」と父親。
「おいしくいただきました」とイックン。
それだけのこと。
でも、「ごちそうさま」はともかく
「おいしくいただきました」まで言うなんて。
言葉遣いが丁寧なのに、ばーばは感動しているのである。
周囲の大人の言葉かけが大切だな、と思っているのである。
ばーばとしては、
「お口に物をいれてしゃべるんじゃありません。飲んでから話しなさい」
と言いたいところだけど。
これはお行儀だけでなく、誤嚥をふせぐためにも。