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子供への言葉がけ

アリさんが時々、息子の様子をクラウドにアップしてくれるのですが、

その中で、心にちょっと残ったので。婆バカですが。

雑木林ののこる公園で、日差しの中、イックンが棒をで遊んでいる動画。


何かの枯れ枝のようだけど、イックンの身の丈の1.5倍はある。

先端が小さくYの字に分かれて、それを押すように歩いてる。

動画を撮っているのは父親のようだ。画面の外から声をかけた。


「イックン、お掃除しているの?」

「きれいになあれ、しているの」

そう言って、イックンは枝の先端を地面につけて押し続ける。

「そうじき、ぶぃーん、ぶぃーん」と言いながら。

枝の先端が地面に出ていた木の根っこにひっかかる。

「あ、ひっかかっちゃったね」と父親。

「ひっかかった。ぐぃーん、ぐぃーん」とイックン。

クレーンの真似して枝の先をあげて根っこを回避し、また押し続ける。


子供への言葉がけ_f0016892_12074151.jpg

それだけのことだ。

だけど、昔だったら、男の子だし、チャンバラごっこが始まるところ。

長い枝だし、戦時中だったら、竹槍みたいなことをやらせるかも。

イックンは、2歳3ヶ月の幼児だけど。


平和でいいな、と思ったの。

子供に戦争ごっこをさせなくてすむ世の中。


子供は大人の真似をする。

お掃除だって、母親が掃除機をかけているのを見ていて覚えたのだろう。

イックンが枝を手にして遊んでる時、チャンバラごっこでなく

お掃除の方へ、声かけしてくれて良かったと思った。



もう一つの動画。

どこかのフードコートだろうか、イックンが何かを食べ終わったところ。

お皿が空っぽになって、イックンは口いっぱいに物を含んでいる。

「もう食べたの? おてて合わせて、ごちそうさまは?」と父親。

「ごちそうさまでした」とイックン(と言っているのだろう、もぐもぐしてる)。

「おいしくいただきました、かな?」と父親。

「おいしくいただきました」とイックン。


それだけのこと。

でも、「ごちそうさま」はともかく

「おいしくいただきました」まで言うなんて。

言葉遣いが丁寧なのに、ばーばは感動しているのである。

周囲の大人の言葉かけが大切だな、と思っているのである。


ばーばとしては、

「お口に物をいれてしゃべるんじゃありません。飲んでから話しなさい」

と言いたいところだけど。

これはお行儀だけでなく、誤嚥をふせぐためにも。



by hidaneko | 2018-02-22 12:13 | 東京日記 | Trackback | Comments(0)


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