お掃除が苦手だ。
それでも「日曜日は肉体労働の日」と決めて
家族にも手伝わせて、できるだけ掃除するようにしてきた。
それが手が悪くなってからは、手抜きに手抜きを重ね
(やらねばならない家事の優先順位を決めていくと、最後になるのだ)
Gサンもモグも、仕事の疲れや体調が悪いとかで、できないでいた。
お部屋のすみっこには、マイちゃんの分身(抜け毛ともいう)がふわふわ……
惨状を見るに見かねて、友人が手伝いに来てくれるという。
「派遣で他の家の掃除に行っているので、慣れているし、
どんなに散らかっていても平気、気にしないで」
というので、空いた曜日に、週一回来てもらうことにした。
ボランティアではなくて、時給を支払って仕事として。
友人を使う、と思うと、気がなんぎだけど
友人に手伝ってもらって、お礼をおあげする、と思い、
好意に甘えることにしました。
「わたしの好きなやり方でやるから、気にしないで。
ひだねこは、別のことをしていて」
エプロン姿も凛々しい彼女に任せて、わたしは、ずっと気になっていた庭仕事。
根詰まりを起していた植木鉢の椿やアジサイの植え替え。切った枝の挿し木。
どうしてもしたかった、サフィニアの植え付け。
(去年のミリオンベルは失敗。ペチュニア類をみごとに咲かせるのが憧れなのだ)
それぞれ、2時間ほど別々に働いて、お互いに、すっきり!
「ああ、きもちいい。床のふき3回したわ。みて、ぴかぴか。
ここまでやっておくと、あとのお掃除が楽なの」
わたしは、わたしで、ほっくりした土に植えられた植物を見て、
「ああ、きもちいい。育つのがたのしみ」
梅雨前の、晴れたきもちのいい水曜日でした。