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支配者が歴史を書き換える・・・まさに今じゃん

いまさらながら、だけど『1Q84』を読んでいる。
村上春樹はどうも苦手で、他の本も読みかけては何度も挫折してる。
どうも、文体がわたしには合わないようだ。
でも、世界的に売れている作家、食わず嫌いもどうかと思い
図書館で「本屋大賞を受賞した本」の展示があったのをきっかけに
『1Q84』を借りてきて読んでいる。

「BOOK1」の中で、ハッとする箇所があった。(単行本のP459)
主人公のひとり、天吾がジョージ・オーウェルの「一九八四年」について語る部分。
以下、引用・・・・・

「そう、今年がちょうど一九八四年だ。未来はいつか現実になる。そしてそれはすぐ過去になってしまう。ジョージ・オーウェルはその小説の中で、未来を全体主義に支配されている暗い社会として描いた。人々はビッグ・ブラザーという独裁者によって厳しく管理されている。情報は制限され、歴史は休むことなく書き換えられる。主人公は役所に勤めて、たしか言葉を書き換える部署で仕事をしているんだ。新しい歴史が作られると、古い歴史はすべて破棄される。それにあわせて言葉も作り替えられ、今ある言葉も意味が変更されていく。歴史はあまりにも頻繁に書き換えられているために、そのうち何が真実か誰にもわからなくなってしまう。誰が敵で誰が味方なのかもわからなくなってくる。そんな話だよ」

これを読んで、わたし、「今がまさに、それじゃん!」て思った。
ビッグ・ブラザーを安倍首相に置き換えるといい。
安倍首相が今やっていることはまさに、それでしょう?
憲法を捻じ曲げて解釈して集団的自衛権を閣議決定し
「積極的平和主義」なんて変な語句を用いて、
この国を戦争のできる国にしようとしてる。
彼らの一派は、かつての戦争時の従軍慰安婦もなかったことにしてる。
NHKのトッップの首をすげ替え、
民放や雑誌・新聞のトップと寿司屋やてんぷら屋で会食し懐柔し
報道番組の出演者にも圧力をかけ、報道の自粛という制限をかけてる。

やだやだやだやだ・・・
どうしたらいいんだ?
国会が正常に機能・・・しないような気がする。

憲法は「国民が守るべきこと」じゃなくて、「国民を守るべきもの」。
そのために、為政者を縛るもの。為政者が守るべきもの、なんですよ。
(自民党の改憲案って、変。たとえばこちら

わたしは、「戦争を知らない子供たち」だったし
戦後の民主教育を受けてきた。
だからなお、痛切に思う。この「日本国憲法」って、ほんとよくできてると。
隅々まで読むといい。何度でも読むといい。
この通りの世の中になったら、住みやすいと思う。
政治のことなどよく分からないしがない市井の一主婦だけど、
たとえば、福祉などに関しても、ね。

戦争によってよくなることなどないよ。
戦争は地獄だよ、攻める方も守る方も、銃後の家族にとっても。

憲法9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

武力行使をしないために外交努力をするのが政府だろ?
独裁者・安倍首相、あなたが、あなたの子や孫が、戦場で人殺しをしたり、殺されたりしてもいいのですか?
あなたや身内はそんなことにならないような高みにおいて、下々の庶民を将棋の駒のように使おうとしてるのですか?




参考までに・・・
自民党主導の改憲をバッサリ!オススメ新聞記事みーつけた☆

現政権になってからの二年半で「敵だらけ」になった
by hidaneko | 2015-05-15 23:28 | うきよ | Trackback | Comments(0)


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