昨日のNスぺは、「原発事故あのとき何がー同時進行ドキュメント 官邸と住民・完全再現」
東電福島第一原発の事故の後、避難する人々のこと。関係者の証言など。避難する過程で亡くなった方のこと。
今日のNスぺは「映像記録 3.11~あの日を忘れない~」
NHKによれば「あの日、巨大地震と大津波は人々にどう襲いかかったか。
各地で撮影された映像を“被災者一人一人の行動と心理が刻まれた記録”として見つめ直す」
これから、3.11にむけて、各局で特別番組が組まれると思う。
でも、わたし、チキンだから、正視できない。
あの日のことは忘れない。忘れられるわけないじゃない。
しっかり見て、考えなくちゃと思う。
でも、今日も正視ができず、わざと何かをしながら、ちらちら見てた。
去年の暮れ、12月26日にTBS系で、特別番組があった。
3.11に何が起ったのか、各地で起きたことを、実際の時間と照らし合わせ、検証していた。
暮れの家事をしながら、ずっと見てたの。昼から、夕方、夜も…。
あの日のことを、ちゃんと見ておかなくちゃ、と。
そのうち、お腹が痛くなってきた。
その夜は七転八倒の胃痛に、海老のように体を丸め、痛みを耐えていた。
あとで、クリニックの先生に話したら「それは体に来るでしょう」っておっしゃった。
胃潰瘍のクスリを、それも重症用のを処方されて、治るのに1カ月かかった。
感受性が豊かだから、とか、想像力が強いから、
なんて言えばかっこいいみたいだけど、
わたし、チキンだから根性なしだから、知らないうちに体にきていた。
精神の強さ、ってあるのかな。
3月2日に図書館に行ったら、ロビーでパネル展を開いていた。
被災地に入った、複数の報道カメラマンたちの撮った映像。
テレビや雑誌などマスメディアには載せられないような、生々しい映像もあった。
見ているうち、胃痛がしてきた。
今日、3月4日には、図書館のホールで、
「3.11メルトダウン 大津波と核汚染の現場から」
カメラマンのお一人による講演会&写真展が開かれるという。
行きたいと思った。ぜひ、お聞きしたい、と。
でも、行かなかった。胃痛がつづいてて、行けなかった。
体に来るのがなさけない。
体の頑強な人と、ひ弱い人がいるように、
精神にもタフなひとと、脆弱なひとがいるのかな。
被災地の方々は、映像なんかじゃなく、リアルでおつらい体験をなさっているのに、
チキンな自分がなさけない。
わたしが、スコップ団が好きなのは、
タフな活動に元気をもらうからかもしれない。
自分が出来ないことを、頑張っているひとを、まぶしく見てる。
チキンなわたしは、自分を安全なところにおいて・・・