久しぶりに友人の家に遊びに行った。
おしゃべりしながらコーヒー飲んで、1〜2時間の気晴らしのつもり。
忙しくないわけではないけれど、バーサンはデイだし、焦眉のシゴトもなし。
というか、タネを蒔いても、なかなか実にならなくてペンディングだらけ、
いっそのことの気分転換。
今日は、出がけに思いついて、ありものの
スライスしたパンとゆで卵と、サラダ菜、スライスチーズ、
それにペットボトルの野菜ジュースをバッグに突っ込んだ。
お昼になったら「フォークとお皿とマヨネーズ貸して」。
持って行ったゆで卵の殻をむきフォークでつぶしてマヨネーズをまぜて塩胡椒。
あとは、彼女の冷蔵庫から、マーガリンとスライスしたハム
デザートにヨーグルトのご提供。
話をしながら、おのおの、適当にパンに挟んでサンドイッチを作って食べた。
「いつも一人の昼食だから、こうやって食べるとおいしいわ」と彼女。
何か、近ごろさえないのか話していて、ズバリ言われた。
「ひだねこさん、そりゃ、報われないからよ」
うん、このキーワードに深く納得。
シゴトで手を痛めながらタネを蒔いても、実がなるとは限らない。
だれも起きてこない日曜日、一人で働いても、ねぎらいの言葉一つもない家。
疲れていても手が痛くてもやらなきゃならない介護…
介護保険や健康保険が値上がりして「痛みを分け合う」と言われても
一方で、官製談合だの、天下りだの、議員年金だの…、
勝ち組負け組2極化を「あって当たり前、うらやむほうが悪い」という首相…。
もっともっと削れる税金の無づかいをすっかりなくして、
その上での「痛みを…」なら、まだ我慢もするけど…
例えば「なんで米軍基地が他国へおひっこしするのに、
この国が多額の費用をもたなくちゃらないの!」とか…
苦いの辛いの、いろんなスパイスをサンドイッチにはさんで喰らって
無塩の野菜ジュースで飲み込んで、女ふたり
「さて、元気をふりしぼって、また働きますか」と
立ち上がったのでありました。