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セキュリティ

週末、テレビで今週のニュースというのを放送していたのですが、
その中で、学校への不審者の乱入について、
児童たちを巻き込んでの訓練がありまして、
恐怖にひきつるこどもたちの顔をみていて、
腹立たしく思ったのです。
この訓練自体がこどもにとってはすごい恐怖で、
そんな体験をわざわざさせる必要があるのか!
あとのフォローもしないで、ただの恐怖を煽るだけはないか、と。

このような模擬犯人を使ってのはげしい訓練は
教師・職員など大人だけでいいのではないか。
こどもをふくめて訓練するなら、
「ことが起きたら、不審者乱入にかぎらず火事や地震など異変がおこったら、
先生のいうことをよくきいて、安全に避難する」
児童生徒に教えるのは、それでいいのではないか。
その陰で、大人のほうがきちんと体勢をとって対応していけば
・・・と思ったのです。
学校サイドと言ってもそれは教員だけで、用務員には連絡無し、蚊帳の外。
たとえばこちら。2月3日の日記とか2月19日の日記

用務員だけでなく、給食のおばさん(←差別語?今は何て言うんだろう)
給食調理師の方や、保健室におられる先生、養護教諭? 図書館の司書の先生など
訓練にも参加しないという話しをきいて、それは無いじゃないか、と思ったのですよ。
学校に勤めている友人によると、けっこうあるらしい。「学校サイド=教員だけ」ってのが。
そういう、ふだん教室にいないひと、それでいて、こどもたちにふだん温かく接しているひと
その人達こそ大切だと思うのですが。
たとえば、こんな心配をしてくれる人など。

大阪など公費をつかって警備員を配備するというが
そのまえに、もっとこどもたちと接しているひとたちを活用、
といったら語弊があるが、地域町内のひととかスクラムを組んで(←古ッ!)
連携して、こどもを見守る
そのほうが警察や警備員を派遣するよりいいのではないか、と思うのですが。

ほんとは、それ以前にそんな不審者といわれるひと
「困って人を殺める方向に向うしかない人」を作らない社会が、教育が
必要なのではないかと(あ、教育って学校に限定しないですが)
その方が難しいのはわかるけど……。

警備員を配備するのは予算をつければ出来ることで、早くて簡単かもしれないけど
もっと根本のこの社会を良くしていくような、人間を大切にしていく社会をめざさないと
だってこの日本だんだん変な感じになっていると思うのですが。
包丁の展示ケースに鍵をつけるより
もとへ、鍵をつけるのはある面、意味があるかもしれないけど
それを言ったら、包丁だけでなく果物ナイフだってカッターナイフだって
トンカチだって金属バットだって、もっと言えばツララだって凶器になるわけで
それより人々がもっと楽に呼吸して生きていける社会
こどもの社会だけでなく、もっと社会全般のこと、ひどくないですか、今の状況。

社会不安を無くすなど、不況や雇用問題、老後、外交 etc.etc.etc.……
「どうにかしてよ!」と政府に望みたいことは沢山あるけれど
さて、今、自分に何が出来るか……?



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コメント一覧
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1. hisa 2005年02月28日 21:53

子供も巻き込んでの訓練、全く同感。
「こわかったあ」と真剣な表情で語っていましたよ。
先生って、案外、バカだなあ。
いざというときのために、というだろうけどね。

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2. ひだまりねこ 2005年02月28日 22:01

>hisaさん
>「こわかったあ」と真剣な表情で語っていましたよ。
ほんとに、そうでしたね。
この体験自体がトラウマになりそうな…。
揺さぶりのあとの、受け皿、
「先生がいるから、大丈夫」との一言がほしいですね。
また、そう言える教師であって欲しいと思いました。

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3. ぼやっきー 2005年03月01日 00:39

ほんとそうですね
バカなんですよ 大人が
いや 職業教員がね
いざを 憂うなら 日ごろの 生徒のコミュニケーションを
もっととって 信頼されたよられる先生にならなきゃね
生徒は黙っていても 先生や大人の背中をきちんとみてるんですもん

私があこがれた先生は いつも キラキラ輝いていました
この先生なら 何があっても安心だと 私も親も思えました
いまは こんなこと ないのがあたりまえになってしまいましたね
悲しいですね 本当に・・・・

>hisa師匠
 ひとんちのブログであいさつもなんですが
 お元気な様子 ブログで拝見させていただいております
 とても00歳に見えない 若々しいお顔も拝見いたしました

 いつまでもお若く お元気でいてくださいね
 この場を借りて ご挨拶です。
 ひだねこさま すんません

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4. ふわり 2005年03月01日 01:30

えっとね…みなさんの意見も心情的には理解できるのですが、、

不審者に対する訓練は子どもたちにも必要だと思う。
悲しい事ではありますが、不審者の進入はいつあってもおかしくない状況の昨今、子ども不在での訓練は絵に書いた餅になるだけです。
不審者者の進入がありうることを、知らせる事も必要です。
(実際に、隣りの小学校で不審者の侵入があり、近隣の学校に連絡が回りました)
もちろん、子どもたちに必要以上の恐怖心を与えるやり方はいけないし、
訓練前後の子どもに対する心のケアは必要不可欠です。

実際に不審者があった場合に、進入経路や不審者の動きによって、
子どもたちがどのように行動しようとするのか、(思いも寄らない行動をするものです)
どのような避難をさせたらいいのかを検証する必要はあると思うのです。
それを子どもたちと考えていく事も。(低学年は無理としても、、)

日頃の地震や火災の避難訓練ではある程度読める避難経路も、
どんな行動を取るかわからない不審者に対して、
瞬時に判断して対応しなければいけないのは教職員であり、子どもたちです。
もちろん、その中には全職員が含まれ、事務職員はもとより、
養護教諭、用務員、給食の調理員や配膳人も同等の訓練をすべき事です。

子どもたちとの訓練を行ない、問題点、改善点などを熟考し、
そのうえで、全職員での訓練を重ねていけばいいことだと思います。
それをどのように進めていくかは教職員、特にトップの力量にかかっているのが
大変デリケートな問題ではありますが、、、
子ども達を守るためには、必要な事なのではないかと思います。

生意気な事を申し上げてしまいましたが、保育士として勤務して
子ども達を守るために実際に感じた事を述べさせていただきました。

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5. ぼやっきー 2005年03月01日 07:02

>ふわりさん
 そうですね ふわりさんみたいな先生がいることも私たちは
 忘れてはいけないですね すべての教職員が おばか職業教師ではない
 ことも わかっております 子供を守るための真剣な取り組み
 文面より お察しいたします。 私も元教員の一員として
 現在の社会情勢下では、子供たちに 生き延びるすべを教えていかないと
 いけない現状であると認識いたしております。 ふわりさん含めみなさん がおっしゃっていますように 子供の心のケアをまず第一に 進めて
 いかないと マイナスの効果ばかりが際立ってしまいます。

 若輩者の私が 子供ことをあーたらこーたら いえないのですが
 子供は 社会の宝 いえ 日本の宝だと思っています

 この尊い命を、私たちは 親として 社会の先輩として
 もっともっと真剣に 身を盾にしてでもまもっていかないと
 いけないのだと思います。 むかし近所にいた(どの地域でも)
 うるさくて怖い 親父の復活が 社会の正常化に必要不可欠と
 考えます。 私は 地域社会の うるさ頑固親父になりたいです

 うるさくて こわい近所の親父たちは、怖いだけなく
 地域の子供の守護者でもあったように思います。

 最後は 話がむちゃくちゃになってしましました
 申し訳ありません。

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6. ひだまりねこ 2005年03月01日 15:06

>ふわり
>子どもたちがどのように行動しようとするのか、(思いも寄らない行動をするものです)
>子どもたちとの訓練を行ない、問題点、改善点などを熟考し、
>そのうえで、全職員での訓練を重ねていけばいいことだと思います。
>訓練前後の子どもに対する心のケアは必要不可欠です。

様々な子どもたちと接してきた経験に裏打ちされたコメント、
身が引き締まる思いで読みました。ふわり、ありがとう。

>ぼやっきーさん
むちゃくちゃでなんかありませんよ。
ぼやっきーさんの子どもたちへの温かな思い、
ちゃんと伝わってきます。

それから、
>ひとんちのブログであいさつもなんですが
いえいえ、どうぞどうぞ。この場はいかようにもお使い下さい。
違った年齢、立場の方々からコメントをいただいて、視野がひろがります。

ここへ来てくれるみんな、ありがとう!
by hidaneko | 2005-02-26 11:09 | うきよ | Trackback | Comments(0)


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