いえ、身幅やウエストサイズは
もうすでに、じゅうぶん大きいんですけどね
もうちょっと、人間の器というか心というか、
許容量というか、大きくなりたいですね。
むかしむかしの大昔・・・・
恐竜が大地を踏みしめて歩いていた頃
ふたりの人を好きになった事があるんですよ。
今なら二股かけるって、大ひんしゅくなんですが
若気の至り、というのにさえ幼かったころ
どっちの人も好きで、どちらも手放す事もできなかった。
人を好きになるのにさえ慣れていなかった頃の事。
心が壊れそうになり・・・・って思うのね。
でも、ある日、気がついたの。
誰かを愛するって、バレンタインデーのチョコのように
心を割ってさし出すのではない、と。
だれかを好きになる事は、心がふくらむこと。
風船みたいに、ふくふく心がふくらむこと。
二人の人をすきになる事は、倍も心がふくらむこと。
まあ、勝手なこじつけですけどね。
そんな風に納得しようとしていた若いころがあったわけ。
そのくせ、
工藤直子の心が割れる詩、
割れた心を拾う詩に、感動したりするんだけど。
で、
いま。
現実を、冷静に受け止めよう、と心決めた。
冷静に受入れて、何が一番良い事か、次善の策は何か
考えていこうと思ったの。眠れない夜に、ね。
さあ、いらっしゃい、丸ごとひきうけるわ。
苦労ひとつより、苦労ふたつの方が、
ふくふく大きくなれるかな、心。
「艱難汝を玉にす」なんて、ぜったい思わない。
しないですむ苦労ならしないに超した事はない。
顔のしわも、心のしわも、きっと少なくてすむし
いい笑顔のひとになるとおもうよ。
苦労した人ほど、他人の痛みがわかる、なんて、どうかな。
それは、別物だと思うよ。
共感できる心があるか、想像力があるか、の問題の気もするもん。
苦労して、人が悪くなる事あるもの。
わたしがその証拠。
かなり、人が悪くなっているもの。うらやむし、ねたむし、ね。
でも、うらやましがりながら、ねたましがりながら
現実はひきうける。
わたしの心よ、大きく膨らんでくださいよ、たのんますよ。
ゆうべ、三時間しか眠れなかったと言っていたモグが
となりで、寝はじめた。
今日の耳栓、iPodshuffleのBGMは
闇夜のテーブル
ナイトキャップスペシャルなど傾けながら、
わたしも寝よう。眠れるかな。