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素敵な言葉に出会った

平了(たいら・りょう)さんのブログ。
「僕の消灯時間まで」の4月19日がよかった。
胸をつく言葉に出会った。

知っている人も多いと思うけれど、平了さんは、東日本大震災の後、津波被害にあった家屋の泥出しや片付けなどで活躍した「スコップ団」の団長さんで、近年は成人男性で組織される「青空応援団」の応援団長をやっていらっしゃる。
お仕事も、デザインや企画や写真や多岐にわたり、ファンキーベイビー工務店の親方でもある。
今日の話は、その工務店としての仕事で行った先のこと。

詳しくはリンク先を読んでいただければいいのだけれど、仕事先でおばあさんが話しかけてくる、とのこと。
そのおばあさんの話が、お年を召していらっしゃるせいか、ループする。
そう、うちのバーサンもそうだったけど、くり返し、くり返し、同じ話をしたっけ。こっちがうんざりするくらいに、ね。

そのときの平了さんの対応が、素晴らしい。

>人を軽んじてはいけないと思う。
>何回も同じやりとりをすることは面倒くさいのではなく、同じ本を何度も読むのと変わらない。
>決して薄くはない「おばあさんの本」を今日も何度も読み返してます。

そうなんだ!
「同じ本を何度も読む」
これは、わたしだってやること。好きな本は繰り返し読む。
そう思えばいいんだ、と知らされた。
自然にそう思う、平了という男、すごいな、と思う。

よく、「人は一冊の本」と言ったりする。
「年取った人は百科事典と同じくらいの情報量をもっている」とも聞いたことがある。
そんな人の話を、ちゃんと聴いただろうか。
ループする年寄りの話をちゃんと聴いただろうか。


追記:
スコップ団については、このブログでも、取り上げたことがある。
こちら とか、 こちら とか。

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by hidaneko | 2017-04-19 20:18 | ぶろぐ | Trackback | Comments(0)

白菊

友達の姉上が亡くなった。昨日のこと。
モグのことで前に相談したことがあって、その件でメールしたら
折り返し、電話があって、「姉が亡くなったの」と。

三日前から精神に不調をきたし、精神科に入院なさっていたとか。
朝、食べたものを誤嚥して、蘇生術もしたけれどダメだったって。
そう、その日の朝のことだったのだ。

心の奥がしーんとする。
姉上は統合失調症で、認知症も入りかけていたという。
聞けば、わたしとそう違わない年齢。
「モグさんとは全然ちがうからね、うち姉のは重症だから。
気にしないでね・・・」

モグのことと結びつけては考えないけれど
友が、姉上のことでとても苦労してきたのを知っている。
友が小学校のころに、姉上が高校生で発病・・・・
多感な時期だけに、まだ母親に甘えたい時期だけに
母が姉にばかりかまっているのが辛かったという。

それがまだ尾を引きずっていて、姉に対して愛情を抱けない、と、
以前聞いたことがあった。
それは、自然な感情だと思う。罪悪感を持つことはないと思う。

最近はお母様も認知症が入って、10分前に言われたことを忘れる。
姉上と二人で暮らすのが無理な状態……。
友は、母と姉、それぞれのために、合う施設を選ぶため、
いくつも見学に行っていた矢先だった。

亡くなった姉上には酷な言い方になるかもしれないけど
最期は特に長く苦しむということもなかったというし、
ほんとに、姉上には悪いけど、これでよかったのでは? と思った。
友の苦労がひとつ減る。肩の荷が、少し軽くなる。
まだまだ、重荷を背負っている彼女・・・

時々は母親の家に泊まりに行っていた友だけど、彼女も仕事を持っている。
姉上は、自分の着るものの管理もできない状態だったという。
季節にあった衣服を選んで着ることができない。
夜中起き出して、不安になって110番や119番に電話してしまって
パトカーや消防車が何台も来たり、そんな事件も何度も。
その度に、友は市を横断して、母親の家にかけつける・・・
あるいはまた、姉上は真夜中に時間が気になって、
近所の家を叩いて時間を聞いて回ったり・・・
以前から聞いている、母親と姉上との二人暮らしの様子。
友はさらっと話したけれど、見守る彼女もすごく大変だったと思う。

だから…友の苦労がひとつ軽くなって、よかったと、わたしは思う。
多分、今日がお通夜、明日がご葬儀だろう。
「お通夜も、お葬式も行かないからね」と伝えてある。
彼女も、うちのバーサンの葬儀には来なかったし、
親しくても、義理張らない、そういう仲だから。

こちらの仏壇に線香をあげて、友達の姉上の冥福を祈ってます。
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by hidaneko | 2015-10-22 20:43 | かいご | Trackback | Comments(0)

Nスペ・老衰

Nスペ
「老衰死・穏やかな最期をどうすれば迎えられる」
最新研究が明かす秘密
自然な死を迎える現場

93歳の女性の死を寄り添って取材してる。
だけど、それは、医師や看護師が見守る施設で。
年配の息子さんもそばに付き添ってるけど
介護、見守りは医療関係者、介護関係者がしてた。
その上での延命治療なしという終末。

細胞の老化で、炎症性サイトカイン
様々な臓器で炎症が起き、機能が低下していく
インフラメイジングっていうんだって。
なんちゃらかんちゃら……科学的なことを言ってたけど
わたし、それを体感してた。バーサン見てて知っていた。
あらゆる臓器が耐用年数を終えて、機能を低下していく。
蓄えていた筋肉や脂肪も使いつくして死に至る。
食べないから死ぬのではなく
死にいくから食べない……

もうひとりの女性、92歳。
やはり息子さんが寄り添っている、けど施設なのよね。
あ、どっちも芦花ホームっていう施設に取材。
息子さん、泊まり込んでいるというけど、
プロがついているから安心といえば安心だよね〜
これを、自宅でするのはつらいのよ。
不安なのよ。…という経験。
バーサンの最期を…、経管で帰されて、抜管の決断をする
あの時の日々のことを思い出してた。

テレビの映像で、死ぬ間際の人を取材してるのは
多分、初めてかもしれない、その意味で画期的?

末期のひとは、脳の炎症とか収縮とかで機能も落ち
苦痛を感じることもないのだという。
「苦痛はないのですよ」
これは、わたしもバーサンの主治医だったM医師に言われた。

(ちょっと尻切れとんぼの書き込み、すまん)
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by hidaneko | 2015-09-20 21:35 | かいご | Trackback | Comments(0)

バーサンの三回忌

早いもので、バーサンが他界して丸2年が経ちました。
故人の遺志で「法事はしなくていい」ということで
去年の一周忌と同様、家でお参りにしました。

ちょうどいま、お坊さんが帰ったところです。
「ちょっと丁寧なお経をあげてください」
とお願いしていたのですが
かなり丁寧なお経をあげてくださいました。
(内容はよく分らないけど、時間が長かった)

そのうちに、
居間で寝ていたマイが目を覚まし、鳴きだした。
最初は、にゃあ~、にゃあ~、と。
そのうち、
家の人の返事がないものだから、だんだん声も大きくなって
最後には、ぎゃう~ん、ぎゃう~ん! というような声で。(^^ゞ
11日間の失踪から帰って以来、さびしん坊ですぐ不安がるマイ。

行ってかまってやりたいけど、お経の途中だし、
猫のために中座はできない。
放っておいたら、そのうち声がしなくなったの。

うーん、きっと、
1人で留守番をさせられる時って、こんな感じなんだろうな、と思いつつ
お経をきいてて……お坊さんをお見送りして、すぐマイをさがしたら、
二階の娘の布団の上で、丸くなってました。(娘は仕事にでかけてる)

「ごめんね~」と、もみくしゃにしてなでてやったら、
安心したのかいま見たら、丸くなって寝てました。
居間から二階へは行けるし、トイレやえさ場にも行けるけど、
仏間の方には来れないの。引き戸が重くて猫には開けられない。

さて、これから、またマイをおいて、出かけてこなくては。
また、目が覚めたら、ぎゃうんぎゃうん、鳴くんだろうな~
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by hidaneko | 2014-05-23 11:12 | かいご | Trackback | Comments(0)

♪迷い道くねくね〜♪

バーサンについてのあれこれを
記憶の薄らいでいく前に書き留めておこうと
バーサンの死ぬ前から思っていて

でも、バーサンが死ぬ前にはなかなか書けなくて
ならバーサンが死んだら書けるかと言うと
これもなかなか書けなくて(その年はぼーっとしてた)
1周忌のころには手を付け始めて…
今年は三回忌になるというのに、まだ書けなくて…

直子さんのことば
「やったことは やりたかったこと
 やらなかったことは やりたくなかったこと」
に、照らし合わすと、わたし、書きたくないってことに…?

で、今年こそは、と資料を整理し始めているのだけれど
ほら、なにせ、ずぼらな私だから、書き留めてないのよ。
日記とかつけてないし、手帳のメモが手掛かり。
だって、介護保険だって、まだ始まってなかったし。

でも、振り返ってみると
(たいして年月振り返ってないけど)
バーサンの倒れた年、わたし、すごく重なってた。
あれこれ、もう、問題あり過ぎみたいに。

シゴトが軌道に乗りかけたところで重なっていたし
R君の大学受験や、アリさんの大学中退や、モグちゃんの大学不登校
Gサンの、前年からの家庭軟着陸(単身赴任空の帰宅)失敗とか、
自分の更年期障害とか、愛猫シロコの死とか、とか、とか…。
よくまあ……と、思いますよ。

悪いけど、どれ一つ取っても、それだけで参ってしまうひといるものね。
息子の大学受験だから、ボラの部長引き受けられません、とか
子どもが大学中退して、うちじゅう、もう大騒ぎなの、とか
娘が引きこもってしまってリスカしちゃって親は毎日泣いてます…、とか
ペットが死んで、ペットロスで精神科にかかる、とか
ひとつでも、大変なことだもんね。

それら全部を、歯を食いしばって一人で背負っていたら
(Gサンが全然あてにならないならないのも問題なんだけど)
そりゃ顎関節症にも、円形脱毛症にも、抑鬱を伴う適応障害にも
なりますわ、ねえ〜。

そういった過去を振り返るのが、良いのか、悪いのか。
振り返る、というか、記憶の底に腐葉土化して消えかけていたのを
鎮まっていた汚泥を、わざわざ掘り起こすのが良いのか、悪いのか……
資料の整理もはかどらず、何を同書き留めておけばいいのか
♪迷い道くねくね〜♪

はあ〜。肩も凝るわなあ〜。
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by hidaneko | 2014-04-07 23:16 | かいご | Trackback | Comments(0)

雪が止んだようだ

日暮れから、細かな雪が降っていたけど
どうやら、止んだようだ。

静かな夜だ。
となりで、モグが、軽い寝息を立てている。
肩口の布団の上に、マイが丸くなって寝てる。

このところ、睡眠障害で3〜4時間しか寝てなかったモグ
明日は、好きな講師M氏のワークショップを受けに
上京するといっていた。
東京に降る雪を気にしていた。

「寒くても、雪が降っても平気だけど
首都圏の交通網が乱れるのが気になるのよね」
と、天気予報を気にしてた。
だよね。
首都圏、雪に弱過ぎる。すぐ電車も止まるし。
こっちでは笑っちゃうような積雪で「大雪だ〜!」と大騒ぎ。

まあ、無事にモグが行って帰って来れることを祈ってます。
だって、馬の鼻先の人参のように、楽しみにしていたんだもの。
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by hidaneko | 2014-02-14 23:28 | くらし | Trackback | Comments(0)

今月今夜

正月の三日は、バーサンの要介護記念日。
平成10年の1月3日の朝、
仏壇にあげる花の水を替え、お供えする水を酌み
両手で持ってきて、仏壇の前の畳の上で転んだ。
尻餅をついて、腰椎圧迫骨折で三ヶ月の入院。
退院したときには介護が必要な体になってた。

在宅介護の日々の中で、1月3日は嫌いだった。
いま、バーサンを送って1年半
ふつうの人並のお正月を過ごせている。

在宅介護だった時代を振り返って、
バーサンとの日々をまとめようと企てているのだけれど
未だ果たせず。
このまま終りそうな気もするなあ。

「やったことは やりたかったこと
 やらなかったことは やりたくなかったこと」
工藤直子のことば。わたしの杖ことば。

三回忌までにまとめられるかな。
怨念がふきだしそうで……、
ひとを恨んだり、嫉んだりの自分をさらけ出すか……、
どこまで書くか、どのスタンスで書くか……、
ずっと考えてて、まだスタンスが定まらない。

誰に見せるともなく、
自分の覚書としても……。

その時々の苦労や笑いは、ブログに書いてきた。
吐露してきた。
でも、それ以前、ブログを始める以前のこと
崩れゆく砂を素手で塞きとめるような日々。
手探りで始めたシゴトがようやく形になって調子が出てきて、
プロとしてこれから……と思えたとき、自室でシゴトをしつつ、
体中を神経にして、別室で寝てるバーサンの気配を伺っていた頃。

一人で抱えていてはいけない、大変さをアピールすべき…。
と人にも聞き、自分でもそう思い、周囲につたえても、分かってもらえず
頑張って、頑張って、頑張りきれなくて「HELP!」と叫んだとき
投げつけられた言葉「そんなせっぱ詰まってから言われても困る」
焼き印のように胸に刻まれて、消えることはないだろうな。

別に特別愛されていたわけじゃない。
でも、日々衰える一人の女を身近に見ていると
人類愛のような? 私が出来る範囲でやらなくては、という感じ?

それが分からない人もいる。

暮れに、愛していた愛犬を亡くした友が居る。
彼女にとっては、そのペットは家族以上のものだったようで、
ずいぶん落ち込んで、泣きぼろめいていた。
「親が死んでも泣かないわ」と言っていた彼女。
親との軋轢もあったと聞いているけれど…。
愛犬のために目を腫らしてる。

愛犬の最期をみとることで命の消え往く、それを見守るつらさ
別れを覚悟する辛さを知ったと言っていた。
彼女は親とは離れて暮していたから、親が老いて力弱くなり
もう、若い頃の激しさとはほど遠くなっていることを
知ることがなかったのだろうな。
老いた親が衰え、無力になり、
人としていたわるべき存在になっているということを。

「親」という、自分を製造してくれた人
命が続くように、幼かった自分に乳を与え、育ててくれた人。
なにはともあれ、親がいたから、わたしも存在して居る
「親の恩」とか、私自身、言われたくもないし聞きたくないけど…
でも、わたしが、ペットと親を量りにかけたら
親の方が重いだろうな。
「人間である」というだけでも、ペットと同一にはできないや、わたしは。

ドジ猫マイちゃんは、かわいい。
マイが心地よく息して、生きていくために、
下僕となって、お世話してる、ひだまりねこですけど…

あ、昔、仕事でつきあっていた知人(男)が言ってた。
「沈みかけた船に妻と子どもが乗っていて
救命ボートで一人しか助けられないとなったら、
自分は子どもを選ぶだろうな……」

バーサンの介護もそんなものかも知れない。
捨てられなかった。見殺しに出来なかった。
身近にいて、見ていたからね。
身近にいて、要介護になる前には、ずいぶん迷惑もかけられたけど。

ちょっと、そんなあれこれを考えたのは
ペットロスに陥っている友だちの存在もあるかも知れない。
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by hidaneko | 2014-01-03 23:57 | かいご | Trackback | Comments(0)

バーサンの笑顔

眠れなくて
(早く寝過ぎたせいで夜中に猫に起こされた)
過去ログみてたら、
バーサンの笑顔にあった。
こんな日も、あったんだな、と、
すこし、涙。

バーサンのこと、
介護のこと、
まとめて書きたいと思いつつ
書けないでいる………
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by hidaneko | 2013-09-21 01:13 | かいご | Trackback | Comments(0)

早過ぎる〜。

今日はバーサンの命日。
1年と1ヶ月目。

お仏壇の花を昨日買ってきてた新しいのに変え
香炉の灰をふるって線香の燃えかすをとりのぞき、
仏間に掃除機をかけ終えたところで、
玄関で、ピンポ〜ン。

わっ、お寺様だ。
いつもは午後2時過ぎにおいでになるのに、朝来るなんて。

あわてたあわてた。
客間の隣室(散らかってる)との間の戸が開けっ放しのを閉め、
ハタキをかたづけ……
仏壇の前の座布団を元に戻し、仏壇の戸を開け…

あ、蝋燭が使いかけのチビたのだ。
「いいですよ、そのままで」
といわれて付け替えなかったら、
やっぱり、お経の途中で燃え尽きた…。

お寺様の後ろに座っててを合わせつつ、汗だくでした。(笑)

と、モグからメール。
友だちの結婚式で、昨日、一昨日と上京してたのだけれど、
今日帰る前にアリさんの所による、と言ってた。

「お姉ちゃんのところに着きました。
ちょっと早過ぎた…… お掃除してた。(^^ゞ」

いずくも同じ、日曜の朝。(笑)
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by hidaneko | 2013-06-23 10:32 | かぞく | Trackback | Comments(0)

古い手帳

ちょっと必要に迫られ古い手帳を何冊も繰って見た。
10年前、15年前のもの…。介護が始まった頃のこと。
もっと前、シゴトを始めた頃のこと…。

一生懸命生きていた自分に出会う。
バーサンの通院とか、モグの通院、自分の通院、
アール君の受験のこととか、アリさんの爆弾発言とか
近所に建つマンションの会社との交渉とか
シゴトの打合せ、会議、エトセトラ…

特に詳細に書いてた訳じゃないけど
メモの端々に必死さが詰まってた。

それに引き換え近ごろの私はなに? 
…あせる!
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by hidaneko | 2013-05-30 16:06 | くらし | Trackback | Comments(0)