2006年 12月 10日 ( 1 )

意志の疎通

バーサンが今朝から、12月10日(日)〜16日(土)の予定でショートステイに入った。
今週は、わたしの外出の用事が飛び飛びで入ってて、介護に手が回らないから。
それ、やれば出来ないことはないかも知れないけど、無理はしないことにしたから。

この前、長期のショートステイから戻ってきてから、
長い独り言がおおく、対話ができにくくなっていた。
それから約10日、意識して、できるだけ話しかけを多くしてきた。
バーサンが独り言の、お話の世界に没頭していても、
名前を呼びかけて、気持ちをこっちに向かせ、物事を伝えるようにしてきた。

例えば、朝起きたときも、夢の続きのような話をしてる。
おむつを換え、衣服を着替えさせ、車イスに移乗、食事の場の居間へ。
その間、だまって作業してもいいのだけれど、そのほうがはかどるのだけど、
いちいち「おはよう、起きようね」「はい、オムツ替えますよ。失礼します」から始まり
「右手、お袖に通してね、ここよ。ひじをのばしてね、手は出たかな、はいよくできました」
「こんどは、左手。この袖にくぐして…、そこじゃない、こっち。ほら手が出た…」
その間、バーサンは、自分だけで話をすすめているのだけど、
とにかく、意識して言葉をかけてきた。
着替えの時も、食事の時も、歯磨きの時も、とにかく、話しかけてきた。

そのせいか、「バーサン」と呼びかけると、「はーい」と返事するし、
「今日は、こっちの水色と、薄紫と、どっちの服が良い?」など訊くと
「こっち」と、返事がかえってくるようになっていたのだ。

ショートステイは、安全第一だ。
もっとも、それでなくては、安心して預けられないのだけれど。
限られた人数で、多数の、それぞれ状況がちがうお年寄りを介護するのだから
当然、作業も効率的にすすめられているだろう。
バーサンの介護も、話しかけているより、さっさと、こっちがしてやったほうが早い。

バーサンが、ここまで寝たきりでなく、まだ杖と歩行介助で歩けたとき、
ショートステイにあずけると、車イスを使用されていた。
トイレや、食事のときの移動など。
ゆっくりゆっくり歩くのに付きあうよりも、そして、歩かせて転ばれるより
車イスにのせて、ちゃっちゃと運んだほうが効率がいいから。

で、帰ってくると、バーサン、歩けなくなっていたのだ。いつも、そうだった。
一週間のショートで歩けなくなったのを、元通りに介助で歩けるように戻すまで、
半月からひと月かかったのだった。
(どうやって戻したかというと、ひたすら、介助で肘や腰を支え、歩かせていたの。
 本人も「自分で歩きたい」という意志がつよく、不思議と歩けるようになったの。)

いまは、もう歩けない。二年半まえの軽い発作で、自分の足で体を支えられなくなったから。
以来、寝たきり、というか、座位はまだ取れるのだけど、もっぱら車イスの利用。
だから、ショートにあずけてもこれ以上悪くなることもないと、安心していたのだ。

今回、独語が増えたのは、ちょっと、意外だった。虚を突かれた感じ、かな?
さて、1週間後、バーサンの会話は、いかに。
どの程度、惚けがすすんでもどってくるやら。

独語が多くてもどうってことないみたいなんだけど
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by hidaneko | 2006-12-10 18:03 | かいご | Trackback | Comments(0)