長生きするのもたいへん

[介護療養型病床は財政再建の「いけにえ」か]
たまたま、タイミング良く(?)この記事にであったのだけれど。
これからの、バーサンの介護について、ケアマネさんと相談した。
が、彼女の口調が重い・・・・・。

現実や介護人のホンネをぼろぼろ書きはじめたら、思ったより長くなったので、




退院してきたバーサンを、これまでと同じように、在宅でも看つつ、デイサービスとショートステイを使っていきたいと思っていた。いけるものと思っていた。ショートステイに1週間、在宅で1週間、その間に訪問看護や往診をうけ、デイサービスも利用・・・。
これは、3年余まえ、バーサンがホントに歩けなくなり、続いてわたしが手をこわしたとき、「できたら施設に・・・」というわたし+家族の希望にたいし「いまから入れるところはありませんよ、どこも入所待ちで。それよりショートを組み合わせて、在宅で看たら」というケアマネさんの提案を受けてのこと。それで、なんとかやってきた。

で、今回。
これからの介護施設の利用の予定を入れようと電話したら「先方で受け入れられないというんですよ」と電話の向こうでケアマネさん。たしかに、バーサンは微熱があり、心不全の危険もあって、あつかいにくい利用者だろうな。
でも「積極的治療をするほどでもないので、入院の必要はない。微熱でも本人が機嫌がよく食欲もあれば、介護サービスを使っていい」と医師の診断。病院から退院してきて、介護施設も利用しにくい状態・・・。介護難民?「来たか」とも思った。

「10月と11月、ベッドの空きのある日はありませんか。そちらのスケジュールに合わせますけど」と食い下がるわたし。実はシゴトがらみで11月には会議などいくつか予定されていて、こちらのスケジュールを訊かれていたのだ。

ケアマネさんは、言い渋っている。よく聞くと、食事がネックのようだった。
「お食事がひとりでできないでしょう。食べさせるのに、人手が一人いるのですよ」
はい、それはわかります。家でも、食べさせてあげないと、自分ではなかなか・・・
「ご自分で少しは食べても、見守りがいるでしょう」
「はい・・・」
「施設に、もう一人、食事全介助の利用者さんがいて、重なると看切れない。
ひだまりねこさん、おうちで、ヘルパーさんをいれてみられませんか」

わたしが在宅だとヘルパーさんを利用しにくい。会社勤めなどで出てしまうのなら、その間、来てもらうこともやりやすいのだろうが・・・。ヘルパーさんは、要介護の人のお世話だけするから、家族のと混じっているとお願いしにくいのだ。ところがうちは、食事も、洗濯も、掃除も、家のものと混じっている。一緒にしてる。分けにくい。

実際問題、
食事の度に1時間半〜2時間かかる。調理から食事介助、口腔内の清拭まですべてで。それが日に3回。ほかに清拭やオムツ替え、摘便などもある。仕事もしてなくて、介護だけに専念できるのなら、やれるだろう。世の中にはやっている人も沢山いるのだから。でも、内職でもシゴトをしようとすると・・・? 日中は介護で時間をとられ、シゴトは夜することになり、また夜もオムツ替えなどで起きたりしていたし・・・・受話器を持ちながら、脳内で介護のあれこれを思い起こしていた。

「ヘルパーさんを入れて、在宅で看られませんか」と、重ねてケアマネさん。
「介護、できないことはないでしょうが、・・・わたしがぶっ倒れる」

しばし、電話越しに、ケアマネさんとわたし、黙り込んでしまった。

「長生きしたくないですね」
「ひだねこさん、そんなこと言わないでくださいよ」

わかってる。
ケアマネージャーさんが悪いわけじゃない。ショートステイ先の施設が悪いわけじゃない。職員の方々、みんな熱心な優しい人だということ、しっているもの。安い賃金で、ギリギリの人数でようやくやっているのね。

こちらお医者さんのブログ「新小児科医のつぶやき」のエントリーによると、最後は家で見てもらいたい人が6割、って統計にでてるって?
看る方は大変。仕事を辞めて母親の介護に入った人も知っている。どこぞの市長さんも奥さんを介護するために職をなげうったとか。まじめに、しっかり介護と向き合おうとしたら、片手間じゃやっていけない、ということなんですよね。

でもごめんなさい。
わたし、がっぷり介護と四つに組む気構えが出来ないの。シゴトを捨てられないの。大したシゴトしているわけじゃないけれど、口を糊する必要もある。今ここで、すっぱりシゴトをしなくなったら・・・・あとでしたいと思っても、きっと出来ないと思う。注文もこないだろうし。代わりに人はいるからね。だから、細々とでも続けていきたいんだ。
あと、モグのこともあるし、本来なら手伝ってもらいたいところ、戦力になるはずなんだけど、あてにはできない。というか、ここにはあまり書かないけれど、クリニックに送っていったり、そちらの面倒も看ているわけで・・・。これは、介護する方のわたしのわがまま。介護される方の為を思って、ということじゃない。わかってる。

結局、施設をふたつ、交互に利用することで、なんとか綱渡りすることになった。
これまでの施設を利用しつつ、そちらに手のかかる利用者さんが入っている時は、うちは別の施設を利用する。間に在宅もいれ、デイサービスも入れて・・・・・カレンダーが複雑に色分けされました。
追記すると、別の施設、エアマットが足りないというので、お泊まりにいくときは、マットも持っていくことになりました。

なんか、情けないというか、乏しいというか。人的にも物的にも。介護施設はぎりぎりのところでやっていて、そちらを責めるわけにもいかない。
電話でしきりにあやまるケアマネさんに「あなたが悪いんじゃない。施設の担当者さんが悪いわけでもない。日本がおかしいのよ」と、わたし。

ごめんね、わたし、最後まで家で看ようとは思っていないんだ。わたしにも、人生はあるのだし、すべてなげうつ気はないの。看切れなくなったら、病院でもどこでも、ちゃんと面倒を看てくれるところへ入ったほうがいいと思ってた。でも、うちみたいな微妙な感じだと、受け入れ先を探すのは大変。

たまたま先日、市の方から介護についてのアンケートもきていたけれど、アンケートの設問により、どうにも答えようがなかったり、希望や理想と現実の乖離がでたりするんですよ。
この15日の敬老の日には、市役所からお祝いがくるそうだけど、長生きした介護の現状は・・・・・・こんななんです。
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by hidaneko | 2008-09-05 19:55 | うきよ | Trackback | Comments(4)
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Commented by リバー at 2008-09-06 08:59 x
おはようございます。

以前、父の介護真っ最中の時、やはり市から
アンケートが来ました。
「紙に字で書くほど、単純で容易なことではないです」とだけ
記した覚えがあります。

なんだか、悔しい!!
Commented by hidaneko at 2008-09-08 01:25
>リバーさん

アンケートの〆切りは明日。
けっこう真面目に答えて、
一旦封をしたのですが、また開封して、追記したい気分です。
Commented by ゆ~み at 2008-09-09 16:08 x
なかなか、難しいですね。
我が家は、私が在宅でいながら、
ケアマネさんの勧めで、ヘルパーさんを利用してます。
お昼に1時間、午後30分。
この頃は、母もうっとおしいようだけど、また、私と昼食は出来るのだけれど、あえて、ヘルパーさんに来ていただき、「外の風」を、入れてもらってます。
食事を用意して、母の部屋へ。
そのお昼時、私の自由時間。
定期のマッサージに行ったり、買い物したり。
チョッと忙しいけれど、ヘルパーさんがいてくれると思うと、安心ですね。

ひだねこさん家にあったサービスを受けれるといいですね。
Commented by hidaneko at 2008-09-10 00:34
>ゆ〜みさん

上手にサービスを利用されているようですね。
うちでもなんとか使いたいとは思うのですが・・・


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