医療崩壊?

昨日の医療制度、わから〜ん!に、ひろ先生がコメントくださったのを、あげます。
(改行などすこし変えましたが、内容は原文通りです)

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Commented by ひろ@奈良 at 2007-12-17 08:54

キーワードは医療費削減=福祉切り捨て、なのです。
老健法に基づく市民健診は廃止(法律違反)、その代わりに生活習慣病としての糖尿病、高脂血症を拾い上げるだけになります。例によって、制度がなかなかはっきりしません。間際まで決まらないのです。
検査項目は可成り減ります。後は各地方自治体の裁量ですが、地方自治体だって予算はないのです。検診に国の補助が削減されるのです。国民に長生きされては困るのでしょうね。

後期高齢者医療制度も未だはっきりしない部分が多いので、医療機関は困っています。はっきりしていることは、75歳以上のご老人一人ひとりから介護保険と同じく保険料が年金から天引きされることです。
最も問題なのは、配偶者にも一律に保険料が徴収されるのです。ご老人2人世帯では一人ひとりから保険料が徴収されます。その保険料も月に7000円から10000円になると試算されています。介護保険料に上乗せされますので、年金生活者には月に大変な負担になります。

それに、ご老人は何カ所かの医療機関を受診されていますよね。内科、眼科、整形外科など。
国は、老人が複数の医療機関を受診するから医療費が高くつくと考えています。出来るだけ1カ所に纏める方策、例えば、月に使える医療費を決めてしまう、所謂、包括制と主治医制(かかりつけ医)を考えています。
診療報酬が0.1%引き上げられると報道されていますが、初診料や再診料の引き下げ、これは患者さんに取っては朗報でしょうが、医療機関は困ります。
国は、夜間の診療を強制すべく、それに診療報酬を付けることを考えていますが、果たしてその時間帯に働いてくれる事務員さんや看護師さんがいるのかどうか、そのための人件費は出ませんので、結局の処、実質的には診療報酬は引き下げになって、経営が益々苦しくなると予想され、医療機関は、特に開業医は倒産するでしょうね。くらい話しです。

--------------転載ここまで--------------------------

>例によって、制度がなかなかはっきりしません。間際まで決まらないのです。

ひだまりねこは、これを読んで、介護保険のスタート時を思い浮かべました。
政府サイドに「経費削減」という大枠のイメージだけあって、見切り発車状態。
机上の空論とまではいわないけれど、実際に利用する側としては、わけわらかん。
あっちこっち不具合が見つかるたびに手直し、継ぎはぎだらけで、
建て増しを続けて迷路状態の温泉旅館みたいに、
ケアマネさんまで「わかりにくい」と悲鳴揚げてます。

今回の医療費問題も、わたしは素人でよく分からないけど、
全国的に、過疎も過密も視野に入れ、総合的に計画し
国民が安心して医者にかかれるようにするのでなく
「まず、経費削減」で、数字合わせで継ぎはぎに改変しているように見えます。

病院で、夜間診療が手いっぱいになり、救急患者の受け入れができなくなると、
こんどは開業医へ、ですか。
個人経営の医院は、経営的にも、肉体・精神的にも疲弊して倒れちゃうでしょう。

医療崩壊が、いよいよ本物になってきたのを感じます。
アメリカ並に、いい保険にはいってないと、ちゃんとした医療が受けられないとか、
「貧乏人と、年寄りは、はやくしんでください」みたいな?

えーと、ここで、ひとこと。
うちのR君が医者になると聞いた友だちが
「これから、ひだまりねこさんは、左うちわだね」といいましたが、
まだそんなイメージ持っている人がいるんですね。お医者は金持ち、だと。

勤務医1年生のR君、基本給は高卒並です。(研修医時代より少ない)
県内各地に日帰りで行かされて、その手当てでなんとか
奨学金の返済とか、車のローンを払っています。(車は必需品)
朝から勤務して、夜も病院に詰めて、患者がきたら診て
次の朝も、ふつうに夕方まで勤務して・・・って、わたしが驚いてたら
「36時間勤務は当たり前」だそうです。
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by hidaneko | 2007-12-17 21:40 | うきよ | Trackback | Comments(2)
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Commented by ひろ@奈良 at 2007-12-18 08:17 x
過重労働なんですよね。
国は、医師の当直を勤務(労働)とは認めていません。
当直をしていても、診察時間のみを労働=勤務時間と見なします。
一晩中当直をしていても、医局に控えている時間は、自分勝手な
時間だと言うことですね。
Commented by hidaneko at 2007-12-18 10:11
>ひろ先生

時間的に拘束され、細切れ睡眠、あるいは寝るヒマなくても
勤務時間じゃないから、翌日普通に働け、ということですね。
それで、過労で勤務医がひとりやめれば、残った医師の重荷がまし
雪崩的に総崩れ、診療科が閉鎖されているところ、
県内にも実際にありますから。

医師が足りないから、外国から呼ぶ、なんてのをニュースでやってましたが、実際問題としてどうなんでしょう。
言葉の問題や生活習慣も違うのに、患者との意志の疎通などうまくいくのかと・・・


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