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原画展

市立美術館で「もっと常設展を」って、所蔵作品の特別展をやっているのだけれど、
この美術館って、けっこう絵本の原画も所蔵している。
で、今回は、田島征彦の絵本「こたろう」の原画や、沢渡朔の「なおみ」の写真も
展示されて、土曜日にそれにあわせての読み聞かせの会を催すと言う友人の情報。

なにしろ、あの「なおみ」。
(大きな日本人形と少女の写真で表現した絵本。出版当時も、こわいと言う人もいたりして)
そしてもう一つは、関西系の方言の「こたろう」
どっちも、わたしなんて、難しくてとても読めない。
どう読むのかな、って興味もあって、行ってきた。

ひとつの展示室の壁ぐるりに、「こたろう」と反対側に「なおみ」。
真ん中の開いたスペースに椅子をならべて、そこが読み聞かせの場。
画像はパソコンからスクリーンに写し、スライドショーみたいに。

とても声のいい人で、滑舌もしっかり、きもちのよい読みだったけど、
大人数相手を想定してだからしかたないんだけど、
画像を操作する人と、次の絵に移るタイミングがちょっとずれたりして、
・・・残念でした。

「なおみ」学芸員の方がおっしゃるには、
「時間を表現したかったと言うことです」なんだけど、うーん。むずかしい。
絶版になっている「なおみ」だけれど、復刊ドットコムでかなり票が集まっているとか。
復刊してほしい一冊だな、と思いました。とくに、生写真をみたあとでは。

ラストの人形の顔が、絵本で見たときより、生写真のほうが、
ずっとすてきに見えたのはなぜでしょう。
by hidaneko | 2007-07-15 16:03 | くらし | Trackback | Comments(0)


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