めだかのことを知りたくて、調べていたら
友人が「職場の近くに、飼っている人がいるよ」と知らせてくれた。
最寄り駅から職場へいく、道筋がいくつかある中のひとつで、時々通るのだと言う。
「ひだまりねこが興味をもっていたので、このあいだ声をかけてみたんだ」ですって。
「雨水をタンクに溜めて、その水で飼っているんだって」との情報。
「ぜひぜひ、紹介して」と頼み込み、彼が帰る時刻に合わせて
街の西の郊外にある職場へ押し掛ける。
(あ、公的お仕事をしていて、市民が訪れても迷惑ではないのです、そこ)
すごいです。生のメダカは。
そのお宅のおじいさま、20年も飼っているんですって。
彼が、名刺をわたし、ご挨拶してくださったおかげで、
わたしも詳しくお聞きすることができました。
定年退職前は、教職にあったとかで、説明するのがお上手。
いやあ、微に入り細に渡り、小一時間、説明してくださいました。
とにかく、すごいや。餌にしても、水にしても、卵の育てかたにしても・・・
電車通勤の友人は、間遠な電車の時間をのがしてまでつきあってくれた。
ため息の出る豊かな時間をすごし、ご老人と別れ、帰途、友人をご自宅まで送っていく。
西の郊外から、街を通り過ぎ、東の郊外へ。合併で大きくなった市を横断の旅。
車中、友人のご幼少のころのエピソードなども聞けて楽しかった。
おまけに、
彼は郊外の線路脇に住んでいて、線路の脇の土手を私的に利用
なんと、花などを作っていたのでした。
白粉花の芽が沢山でていて、白粉花の香りで意気投合。
オシロイバナが、夏の夜に、あんなに香ること、
話題にして話が合ったのは、彼がはじめてだったので、嬉しかった。
おまけに、花苗までわけてもらって。えへへ。
おまけに、おまけに、美しい妻女にも紹介していただいて。トマトまで頂いて。
舌切り雀のおばあさんのように、豊かな気持ちで帰ってきたのでした。
東の郊外から街へ、西に向う車の正面に、夕焼けがきれいだった。