火曜日
めちゃめちゃ、首が痛かった。
耳の後ろも、針を刺すように、電気が走るように、
チクッと、ギクッと、痛む。
バーサンに昼食を供しつつ、首を押さえて食卓に突っ伏していたら、
そばで見ていたモグちゃんが、「だいじょうぶ?」と訊いてきた。
「だいじょうぶじゃない。しにそう。
○○さん(鍼灸院)に電話して、今日か明日、空きがありませんか訊いて」
「電話番号は?」と、モグ。
「○○○の○○○○」と、わたし(手元にあったPHSのアドレス見ながら)
「もしもし、○○さんですか。△△ですけど。
今日か明日、空きがありませんか?
あ、母親なんですけど、首が痛くて死にそうだと……。
あ、はい、これからですね、ありがとうございます」
「母、これからすぐ来てくださいって」
「じゃあ、モグちゃん、バーサンのご飯がすんだら、片づけておいてね」
(すみません、言葉は悪いけど「片づける」ってのは、モグと私の間では
「バーサンをベッドに連れていって寝かす」を意味しているの)
「わかった、あとはやるから、行っておいで」
行ったら、すごく心配してくれていて、
丁寧な治療を受け、なんとかすこし回復。
「首から、肩、腕までバンバン…働きすぎですよ」と言われたけれど、
ほんとうに、死んじゃいそうか、心配していた雰囲気。
わが家では、日常的に「しにそう」などと使う。
朝、起こされても起きられないときモグは「しんでる」とか。
夕方、疲れているとき、台所の黒板に
「母は2Fで、5時までしんでます」と書いて夕寝するとか。
でもね、モグちゃん
プロにむかって「しんでます」とか「しにそう」とか
使っちゃいけないのよね。(自戒を込めて)