じつは先日のバッテリーあがりの件、後日談があるのだ。
帰宅後、Gサンに遅くなった訳を説明し、
Gサンの電話が通じなくて困ったことを伝えたら
「俺が悪いってか!」
「いえね、保険屋さんの電話番号を訊こうと思ったけど、
繋がらなくて、JAFに来てもらったの」
「だから、俺が悪いってか?」
「いえ、誰が悪いとかいう話じゃなくて、
うちの保険でカバーしてたかも聞きたかったし・・・」
「番号を持って出ないお前が悪いんだろう!」
「・・・・・」
はい。そのとおりですけど。
でもね、「寒かっただろう、大変だったな」とまでは望まないけど、
せめて、「馬っ鹿だなあ、ほら、これが電話番号。メモしておけよ(笑)」など
という応対だったら、楽だっただろうな、と思ったのでありました。
そのことを友人に話したら、げらげら笑い出した。
ご夫君も競馬場でバッテリーあがりをしたばかりだという(同類がいて嬉しかったわたし)
「それも、うちのったら、一番にわたしに電話よこしてるのよ。どうしよう・・・って」
友人は運転しないし、車のことは何もしらないけど、その彼女へ電話したって。
ご夫君は職人で、腕は立つのだけれど、世間に疎く家のことは妻まかせ。
銀行のカードでお金を下ろしたことも無いというけど。
それにしても、しっかりものの妻。家に居ながらにして、電話かけまくり、
たまたま、いとこが競馬場にいることを突き止め、
夫の車にブースタをつないで、救助してもらったとか。
自力でなんとかしたわたし、ドジだけど、ちょっと自信をもってもいいかな。
それにしても、私の友だちって、みんなすごいひとばかり。しっかり自立しているな、と思う。
ちなみに内田樹はその著書『子どもは分かってくれない』の中でこうっている。
「自立とは、『よし、今日からオレは自立した人間になるぞ!』と宣言したから成就するというものではない」
「『自立している人」というのは、周囲から『自立した人だ』と思われている人、
それゆえに、人々に信頼され、何かにつけ相談を持ちかけられ、忠告を求められ、
助力を仰がれ、責任を求められる人のことである。」