久々にスカッとする記事を読んだ・精神疾患についての偏見を解く

わたしは以前(2015年3月5日
「新聞記事に憤る(精神障害者って統合失調症のこと?)」という記事を書いた。
精神障害者の暴力について、偏見を増長するような書き方をしたニュースに憤ったのだ。

その時の疑問、精神障害者が危ないというが、普通の人が危ない割合はどうなんだ?と。
いいかげん「精神障害者=統合失調症=キチガイ=危ない」…という図式、止めて欲しい、と。

今日、Yahooニュースで、それに応えるような記事をみた。
精神疾患に対する偏見から、受診が遅れて治療に時間がかかることがある、とも。
よくぞ言ってくださった、と思った。
広く多くの人に知って欲しいと思った。

Yahooニュースより 以下引用。(アンダーラインはひだまりねこ)

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精神疾患患者は「危ない人」?
症状を悪化させる大誤解

All About 6月8日(水)23時45分配信

  元記事には「ブラよろ」の一場面が引用されている。
  「あなたは精神障害者にどんなイメージを持っていますか……?」
  「え……?」
  というセリフとともに…(注:ひだまりねこ)

医療現場の実情が描かれた人気の漫画、『ブラックジャックによろしく』。この漫画から心の病気に関する基本的な内容を取り出して詳しく解説してみたいと思います。今回は、「心の病気」に対する誤った認識が、患者さんやご家族に及ぼす深刻な悩みや問題について考えてみましょう。精神疾患=犯罪者予備軍と捉えるような大きな誤解と偏見から生まれる問題について、ぜひ知っておいてください。

■病気の人だから事件を起こした? 一面的な見方が生む誤解
事件や犯罪のニュースは毎日のようにテレビやラジオから流れてきます。何かの事件が起きたとき、それを起こした人に心の病気の既往がある場合もあるかもしれません。しかし、それが原因で心の病気の患者さんは危険だ……といった見方をするようになってしまったとしたら、それはたいへんな誤解です。

心の病気にはさまざまなものがありますが、代表的なものは「うつ病」や「統合失調症」などでしょう。そしてこれらの患者さんの大部分は、いかなる暴力とも無縁です。実際にそうした患者さんのごく一部が事件を起こすことはありますが、実は事件の頻度自体は、全人口における事件の頻度とほぼ変わらないのです。

しかし、場合によっては患者さんが暴力的な傾向を示すこともあります。たとえば身近な人に威嚇的な言動をあらわすこともあるかもしれません。頻度自体は少ないですが、その際は病気の内容がその行動に関連している可能性には注意が必要です。

たとえば、身近な人に猜疑心を抱くようになり、それが病的なレベルならば、被害妄想になっていきます。もしその妄想の内容が原因で、たとえば自分の身の安全を確保するためには何かをせねば……という気持ちが強まれば、他人に威嚇的な態度を示す可能性が出てくるかもしれません。

つまり、心の病気の患者さんが危険かどうか、その確率を議論することは一般の人が危険かどうかを議論することとほぼ同じなのです。主な違いは、実際に何かが起きたときに、「病気の症状がそれに関連している可能性も考慮する必要がある」といったことです。

■病気への誤解が生み出してしまう不適切な言動
病気のイメージが悪くなれば、その病気の患者さんに対して、誰かの口から不適切な言葉が出てしまうかもしれません。また、めったにないことでしょうが、近所の人から病気を侮辱されるといったこともあるかもしれません。

病気をからかう、あるいは侮辱するような言葉は、発する方は軽い気持ちでも、実際に病気で苦しんでいる側からすると、たいへんなショックです。何度も何度も、かけられた言葉が頭に残ってしまうかもしれません。

ここで考えてほしいのは、なぜ相手の気持ちが傷つくようなことを言ってしまうのか?ということです。その時々の状況にもよるでしょうが、いずれにしても侮辱する言葉をかけた人に「心の病に対する誤解」があることは、大きな要因として挙げられるでしょう。

そもそも深刻な病気を抱えている人を侮辱する人は、まずいません。したがって、もし誰かの口からそうした言葉が出たならば、相手を正しい意味で病気だと思っていない可能性があります。

実際によくある誤解として気をつけていただきたいのが、「心の病気は医学的な問題ではなく、本人の人間性を反映している」といった考え方です。

ここで強調しておきたいことは、心の病気は基本的に脳内の医学的な問題が生み出しているということです。年々治療法も効果的になってきていて、そもそも解決可能な医学的な問題になっています。その観点からみれば、心の病気はいずれも高血圧や糖尿病などのその他の多くの身体疾患と変わりはないといえます。

■自身を追い込むセルフ・スティグマは危険なスティグマ
心の病気に限らず何の病気であれ、それをからかわれたりすれば、心がかなり傷つく可能性があります。また、侮辱される自分にも何か問題があるのでは……という気持ちが浮かぶ可能性もあります。このように自分自身に悪いレッテルを張ってしまうこと(セルフ・スティグマ)には要注意です。

もし自分自身を恥ずかしく思うようになったら、まわりの人との交流を避けるようになることもあります。誤解や誤った偏見を抱えている相手に何か言われたとしても、病気である自分を恥じるような気持ちにつなげてはいけない、ということは、言われた内容が何であれ、患者さん側もはっきり意識しておきたいものです。

■受診を遅らせる要因にもなる誤解と偏見
また、上記のような誤解と偏見が生み出す実際の問題として、患者自身が受診をためらいやすくなってしまうことが挙げられます。何かしらの心の病気の症状が現れても、病気であることを認めまいとし、結果的に早期段階での治療を逃してしまうケースがあるのです。

もっとも、心の病気のなかでも、うつ病などは近年病気のイメージがかなり改善されてきたため、受診をためらうことは少なくなってきたように感じます。しかし統合失調症などの疾患に関しては、身内などに同じ病気の方がいない限り、まだ何も知らず正しく理解できている人は少ないのが現状です。

心の病気は一般に、症状が現れてから精神科(神経科)を受診するまでの期間が長ければ長いほど、病気が深刻化する可能性があります。根拠のない誤解や偏見は、結果的に心の病気の状態を悪化させてしまいます。すべての人が正しい認識をもつところから、これらの問題を解決する必要があります。社会的に心の病気への誤解がなくなれば、その症状が現れた人は迅速に病院を受診でき、治療においてもより前向きに取り組みやすくなり、結果的に良い方向に進んでいくということを、どうか頭に置いておいてください。


文・中嶋 泰憲(All About メンタルヘルス)
中嶋 泰憲 のプロフィールは、こちら


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障害の症状で辛い思いをしているのに、
さらに、世間の偏見にさらされ、
心ないことを言われて傷つけられる辛さ……

「多くの人に知って欲しいと思うけど、偏見で傷つけられるのが怖い」
患者本人や家族で、そう思っている人が多いのよね。

久々に、スカッとする記事を読んだので、紹介した次第。
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by hidaneko | 2016-06-13 21:15 | Trackback | Comments(0)
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