お尻に火がついてる、ひだまりねこ。
日曜日に絵本について話してくれと言われてて
まだレジュメができていない。
気ばかり焦る。
でも、今朝でかけた帰りに寄ったスーパーで生きのいいイワシを発見!
形のいい大きなマイワシ1匹60円は安い。昨今、イワシも値上がりしてるからね。
ひとり当たり2匹ずつ〜、と喜んで6匹360円で買って帰った。
梅煮にするつもり。
いつもは適当に煮てるんだけど、ふとした気の迷いで
クックパッドなど見てみた。
「臭みナシ!骨まで柔らか!鰯の梅生姜煮☆」ですとさ。(
こちら)
別に骨まで柔らかくならなくていいけど、煮汁の分量を参考にした。
そして、どうせだから、レシピ通りに作ってみた。
うん、早い時間だけどね、煮ちゃえば、あとの時間は自由に使える。
頭と腹を取り、たて塩で洗って、酢水で下煮。
そのあと、煮汁をすてて、新たに分量の酒、みりん、醤油、梅、生姜で煮る。
こんな風に、アルミホイルで落としぶたをして、ね。
レシピでは20分煮るとあるけれど、下煮で柔らかくなっているし
あと、5〜6分も煮たらいいだろう。
待っている時間ももったいないから、弱火にしてキッチンタイマーをかけ
隣の居間で、パソコンで仕事をしてた。
突然、ガタンッ! と物音。
ん? タナ猫に取られるようなものは台所に置いてないぞ。
副菜の切り干し大根の煮付けは、鍋に入れて蓋をしてある。
同じく副菜の、厚揚げのサンショウ味噌焼はトースターの中。
でも、タナ猫がなにをやらかしたのだろう??と気がかりで
台所に行ってみたら、足元になにやら、柔らかいものが。
あれ? イワシの下ごしらえのとき、何か落としちゃったかな?
と、つまみあげて見たら、煮えたイワシの身が一片。
や〜だ〜! とあたりを見回したら、
裏玄関のたたきに、イワシが一匹!
脇で、タナ猫が、今まさに、喰わんとするところ!
「タナ! ダメ!」
取り上げて、タナの頭をペチンと叩いたけど。
ん? でも、イワシはまだ煮てる途中。タイマーもまだ鳴らない。
まさか! でも、ひょっとして・・・・?
と、アルミの落としぶたをはぐってみたら、イワシが5匹しかない。
はい、食いしん坊タナはガス台に上がり、火がついてる鍋からイワシを盗みました!
信じられない〜〜!!
ひとり2匹のイワシ、わたしは1匹でも構わないけど
タナ猫よ、梅煮などしょっぱくて酸っぱい物を食べちゃダメでしょ!
ほんとに、まさか、煮てる途中の魚を盗むとは思ってもなかったわ。
飼い主の名誉のため言っておきますが、餌はちゃんとやってるのよ!
・ ・ ・ ・ ・
早めに夕ご飯の支度を終え、
図書館から予約本が来たというメールをもらったので
取りに行くついでに、銀行やマツキヨなど用事を足して帰ってきたら
Gサンが母屋に来ていて、夕ご飯を食べ終わったところだった。
で、
「魚を煮てたらタナ猫が一匹取ったの」と伝えたら、Gサン、
「そりゃ、そうだろ」と、元からわかっていたような返事。
「火にかかって煮えている鍋から、よ」と、わたし。
「なんでも取るに決まっているだろう」と、鼻で嗤うGサン。
むかっ腹が立った。
知ってるのだったら教えてくれればいいのに・・・と思ってしまった。
どうせ、Gサンだって知らなかったのだ。
あの人は魚を煮たことないから。
火にかかっていた鍋から取られたこともないから。
だけど、前もって知っていたかのように話す。
わたしの無知を嗤い、自分を上に立たせようとする。
意識してか無意識のうちなのか・・・
こういうのに、わたし、腹が立ってしまうのだ。
「へえ、すごいなあ、タナは。油断も隙もないね」
と、一緒に驚いてはくれない。
なんとなく、わたしは、そういう反応を期待してたのだ。無意識のうちに。
胸の中がどんより灰色になる・・・
Gサンに言われる前は、このタナ猫の偉業を笑い飛ばす気持ちだったのに。
ふたりで、タナの頑張りとわたしのドジを、あはははと笑って、
笑い飛ばせたらいいんだけどな。無理だね。