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今日のタナ猫@ガーゴイル

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美味しい餌をもらえて満足顔。
(カリカリの上に、メギスのぶつ切りの水煮を載せてもらった)
でも、食料棚の上に上がって、台所で働くわたしを監視するのね(笑)

「猫に、人の食物を与えてはいけない」という考えにわたしも賛成。
ケーキやパン、甘いお菓子やスナック、塩分の多いちくわなど
猫に与えるつもりはない。

これまでの猫は、カリカリと、たまに猫缶を与えていた。
クロコとか、シロコとか、マイなど。
だけど、その前の猫、クロコとシロコの親のシジミのジミちゃんには
魚屋さんからもらってきた小アジなどを与えていた。

いま、タナ猫は、カリカリが主体で、時たま魚の水煮をもらう。
カリカリには炭水化物(糖質)がかなり入っていると聞いてからだ。
糖質はデブの元。
猫は本来、肉食だから炭水化物は必要としないという。
かといって、全部手作りの猫餌を用意するほと、わたしはマメじゃない。

で、出した結論が、たまに、人間が魚を食べるとき、その分け前を
味をつけないで加熱したものを、カリカリと一緒に与える。
そのときは、魚などの分だけ、カリカリを少なめにする。
その時は、タンパク質多めの食事となるわけだ。

じつは、タナ猫はダイエット成功してきている。
写真は丸顔だけど、フン(吻)のわきが凹んでいるでしょ?
前は、もっとまん丸だったのだから。
ウエストもすこしくびれてきている。
タナ猫は、完全室内飼いが無理だとわかったので、
朝のご飯のあと、15〜30分くらい庭に出して、
自由に木に登ったり走ったりさせてる。
その成果がでてきたようなのだ。

近頃は、動物園の餌も見直されていると聞いた。
以下、朝日デジタルより引用。



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「サルにバナナ、パンダにサトウキビは古い? 動物園変化」
朝日新聞デジタルより

サルにバナナ、パンダにサトウキビは古い? 動物園変化
神田明美
2016年1月11日20時30分

動物園の食卓革命
 動物園に「食卓革命」が起きている。伝統的に与えてきたエサは、野生とは栄養が異なるうえ、健康的とは言えない場合もある。果物をやめたり、季節で食材やカロリーを変えたり。今年の干支(えと)サルも「バナナ禁止」にした動物園がある。

 山口県宇部市のときわ動物園。スリランカ原産のトクモンキーは1年前、短い灰色の毛がまだらに見えていた。いまは12頭の多くが明るい茶色の毛をまとう。

 毛並みの変化は、エサの変化と連動している。昨年1月末から、バナナとリンゴの果物をやめ、それまでゼロだったキャベツなどの葉物野菜を大幅に加えた。根菜類は3分の1、その他の野菜は2倍に。大豆などたんぱく質も加えた。すると間もなく明るい茶色が生えそろった。

 エサの効果か確かめるため、10~11月、半分の6頭を以前の果物入りのエサに戻した。すると、2~3週間後から6頭すべてがまだらになった。12月、再び新しいエサにすると、徐々に毛並みがきれいに戻ってきた。

 サルにバナナなどの果物をやめたら肥満がなくなり虫歯も減ったとの英国の動物園の発表を参考にした。以前はやせていた弱いサルも強いサルとの体格差がなくなった。飼育員の川出比香里さん(24)は「果物は好物のため、強いサルが多く食べた。エサでこれほど変わるとは」。

 上野動物園(東京都台東区)は、ニホンザルのエサの量とカロリーを2010年から季節で変えている。夏と冬は少なく、秋が多い。春は小麦と麻の実、秋は生米とヒマワリの種を加える。以前はミカンとトマトを季節で変えるほかは同じだった。

 野生では季節で食べ物の量や内容が変わり、春は出産、夏は子育て、秋は栄養を蓄え、冬を乗り切る、という生理的なサイクルがある。飼育員の青木孝平さん(30)は「飼育下で栄養価が一年中高くなると体形がひと回り大きくなる。出産の回数も増え体に負担になる」。

 サルが体重計に乗ったときの数値を、30頭すべての顔を識別できる飼育員とボランティアが3年間にわたり記録。冬に減り春に増える自然に近い体重変化が起きていることを確認した。

■繊維質増え快腸

 エサの見直しは他の動物でもある。

 上野動物園のジャイアントパンダは、以前はサトウキビが中心だったが今はない。1988年は1頭あたり1日2本、タケノコ500グラムだったタケを、今は7種類約80キロ与えている。パンダは腸の粘膜がはがれて塊になった粘膜便を不定期に出し、その際は具合が悪くなるが、回数が大きく減った。ゴリラも重量で半分近くだった果物を無くし、野菜と青草、枝葉中心に。太り気味だった個体も適正体重になり、体調も良いという。

 13頭のキリンを飼育する多摩動物公園(東京都日野市)は、7、8年前、主なエサの一つイネ科のチモシー乾草を、たんぱく質を多く含むマメ科のルーサン乾草に変え、エサの栄養素に占めるたんぱく質を15%程度に高めた。キリンが野生で主に食べるアカシアもマメ科。飼育員の清水勲さん(41)は「以前は軟らかい便が多かったが、本来のコロコロした便になった」。

 よこはま動物園ズーラシア園長の村田浩一日本大教授(動物園学)は「ゴリラやパンダのエサから果物を無くしたり減らしたりして健康になったのは、過剰な糖分やエネルギーを抑え、反対に繊維分を多くしたからではないかと考える」と言う。

■環境に応じ調整

 エサの改善は、海外の動物園での研究情報が日本でも得られやすくなったことが大きいという。とはいえ、試行錯誤は続く。

 「動物園での適切なエサの量や内容はわかっていない部分が多い。野生動物の一生や季節による変化も含めてエサの質と量を考えるのは、動物園における飼育の根幹であり、だいご味でもある」と村田さんは話す。

 エサを野生に近づければいいわけでもない。上野動物園のニホンザルは、野生だとエサが少なくなる夏は春の3分の2程度のカロリーにしたのに、体重は減らなかった。京都大霊長類研究所の辻大和助教(動物生態学)は「野生では夏にエサを求めて動き回るが、動物園では運動不足になるためと考えられる」と話す。生息環境も念頭に置いた健康管理を考える必要があるという。

 動物園での適切なエサについて、太田能之・日本獣医生命科学大教授(栄養生化学)は「野生で食べている物が基本だが、同じ物を常に手に入れることは難しく、そもそも環境が違う飼育下で野生とまったく同じ物が良いとは限らない。野生のエサに動物が求めるものと、飼育下でちょうどよい栄養量を調べて、エサを調整するのが重要だ」と話している。(神田明美)

■配合飼料

 不足する栄養素を補うためにエサで使われるのが配合飼料だ。日本で動物園用の配合飼料が作られるようになったのは1960年ごろ。メーカーのオリエンタル酵母工業は「いまは動物の種類によって食感や栄養が違う飼料が求められる」。サクサクした食感、ビタミン強化、食べ方に合った形状などだ。フラミンゴは野生で食べるエサに羽毛を紅色に発色させる色素があるため、フラミンゴ用配合飼料にも色素が含まれている。同社は動物園用に約20種類の配合飼料を作っている。
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by hidaneko | 2016-03-16 17:43 | ね こ | Trackback | Comments(0)


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