自分用メモ(TPPと著作権)

著作権が、日本の現行の、作者の死後50年から、
欧米並みの70年に延長されるという。
(ミッキーマウスの著作権を守るため、という話も小耳に挟んだけど)

・著作権侵害が権利者の告訴がなくても起訴できる「非親告罪」に
(改作やパロディーによる「二次創作」は対象外)



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(ビジネスとTPP)
著作権延長「作品埋もれる」 保護期間、50年から70年に
2016年3月2日05時00分

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「青空文庫」のテキストデータづくりをする富田晶子さん=横浜市

 単行本からスキャナーで読み取った文章を印字し、赤ペンで1字ずつなぞる。現物と見比べ、誤りはパソコンで修正する。横浜市の富田晶子さん(63)の日課は、電子書籍になるテキストデータづくりだ。

 いずれネット上の無料図書館「青空文庫」で公開される。単行本1冊に1カ月前後の時間がかかるという。「地味な作業ログイン前の続きだけど、ネットで永遠に残せるのがやりがい」と晶子さん。青空文庫は2013年に亡くなった夫・倫生(みちお)さんが97年に立ち上げた。著作権切れの作品からボランティアが好きなものを入力・校正する。1万3千以上の作品が読める。

 いま作業しているのは夫が愛読した山本周五郎「青べか物語」だ。17年末に著作権切れのはずだが、TPP(環太平洋経済連携協定)が発効したら予定が狂う。日本が小説や音楽の保護期間を延ばすと約束したからだ。作品の著作権切れは「作者の死後50年」から、欧米で主流の「70年」に延長される。

 それでも、ささやかな抵抗の気持ちから作業を進める。「著作権法が改正されると、青空文庫には新しい作家が20年間追加されなくなる。忘れ去られる作品が無数に増える」と晶子さんは悔しがる。

 日本文芸家協会などは延長に賛成だが、保護期間が過ぎても作品が流通するのは一部の人気作家だけ。青空文庫は入手困難な本も多く、夫は「過去の作品を扱いづらくなれば文化の発展が阻害される」と心配していたという。

 ■朗読CDの制作、販売中止も懸念

 著作権切れを活用するビジネスにも、保護期間延長の影響は大きい。

 出版社のパンローリングは、夏目漱石やシェークスピアなどの作品の朗読を収めたCDを制作している。担当者は「著作権がないから成立する商品も多い。読みやすく縮めたり、短編をバラで提供したりといった加工もしやすい」と語る。これが法改正の時期次第では発売中止となる作品も出てきそうだ。

 ■マンガやキャラ、稼ぎ増えるかも

 日本は昨年、ソフトウェアや映画などの「著作権等使用料」として9600億円を海外に払った一方、マンガやキャラクターなどで受け取ったのは2400億円にとどまる。差し引きの国際収支は年7千億円以上の赤字だ。いまは「ミッキーマウス」「スーパーマン」など人気が長く続くコンテンツが多い米国への支出が圧倒的だが、発効で「ドラえもん」「ハローキティ」などで日本勢が稼げる期間も長くなる。

 ただ、保護期間が長くなる分、著作権を管理したり許可をとったりする手間も増える。著作権に詳しい福井健策弁護士は「作者の遺族が登録した作品だけ延ばすのが理想。『死蔵作品』を減らす対策も考えてほしい」と語る。

 (藤田知也)

 ■TPP発効で著作権は?

 日本など6カ国が保護期間を「作者の死後50年」から「70年」に延ばす。日本では書籍や音楽などが対象(映画などは「公開後70年」に延長済み)。いったん著作権が切れると復活することはない。政府は著作権法改正案を今国会に提出する見通し。
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by hidaneko | 2016-03-09 09:44 | うきよ | Trackback | Comments(0)
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