へその緒@東京日記

若夫婦は深夜、何度も起きていたようだ。
赤さんの泣き声も度々していた。
わたしは、若夫婦の配慮で奥の寝室に寝かせてもらっている。
「みんなが睡眠不足になることないですよ」と、娘夫も言ってくれた。
だから、赤さんの泣き声がしても、夜は気づかないふりで寝てる。

朝、起きて、娘から報告を受ける。
「昨日は2時間おきに起こされちゃって…
お乳、出てるのに、乳首から飲んでくれないの〜」
おまけに、オシッコがもれちゃって衣類まで全取り換えだったとか。

夫(父親)が協力してくれてるのは嬉しい。
これが、娘(母親)一人で始末しなければ、となると辛さも倍増。
夫婦で協力して赤さんに接してる、よきかな、よきかな。
「父親」の自覚も倍増することだろう。

さて、昼の沐浴時、みるとへその緒が取れている。
「わあ、取れたのね? 早くない?」
まだ1週間たったばかりである。
「うん、1週間から2週間の間に自然に取れます、って本にあった」
「そのへその緒、どうした?」
「わかんない。**ちゃん(夫=父親)が捨てちゃったかも」
「ふつう、桐箱かなにかに入れて取っておくけど? アリさんのあるよ」
わたしがアリさんを産んだ時は、産院から「へその緒入れ」みたいな霧の小箱を渡されていた。

「だって、すっごいドサクサだったんだもの」
と、娘はてんで気にしてない様子。
ま、いいか。

アリさんが妊娠してて、夏前に帰省した時、
「わたしの小さい頃の写真ある?」と聞かれ、
一緒にへその緒も見せたんだけど、
「持っていく?」と聞いたら「要らない」と言われたのだった。

かつて、「へその緒」は、母子の絆のように言われた。
「あんたは、この親から生まれたんだよ」という証拠のように。
今は、「なんか、きみ悪い」というものらしい。
ま、ミミズの干物みたいだからね。
黒くてウネウネしたのがコチコチに固まって。



赤さんが病院から退院のとき、おへその手入れセットをもらってきていた。
退院後、沐浴のあと、そのセットで手入れするってわけだ。

初めての沐浴の時、赤さんには、当然まだへその緒がついてた。
そして、その周りの皮膚が、一部すこし赤くなっていた。
乾燥した米粒ほどの面積で、皮膚が剥けていたのだ。
アリさんが、「消毒しなくちゃ」と、セットの中の小瓶を手に取った。

「消毒」の言葉に「え?」と思って、小瓶を見たら「エタノール」とある。
ひゃっ! 赤むけの(米粒ほどでも)患部にアルコールつけたらしみるよ!
ましてや、相手は赤ちゃん、かわいそう〜、ギャン泣きするよ。

「やめて。それつけないで。プロペトをつけて」と、わたし。
娘・アリさんには、プロペト(白色ワセリン)の特質と効能(?)については教えてある。
彼女も、唇の赤むけなどで、その良さを体感してる。
もちろん、わたしの、上京の荷物にも入れていたし、娘宅にもあった。

そのプロペトを、多めにつけて、紙おむつをあてた。
沐浴のたびにそれをしてた。

「おへその手入れセット」には、メーカーのサイトに詳しい手入れ法があります、と書いてあった。
こちらがそれ。「おへその処置方法

1)沐浴後、綿棒に消毒薬をたっぷり浸し、おへその付け根をていねいに消毒します。
(乾燥剤がある場合は散布をします。)
2)ガーゼを広げ、切れ目の部分にへその緒をはさみ、左右から包み込みます。
ガーゼの中にへその緒が納まるようにガーゼをたたんでまとめます。上からテープ2本で固定しておきます。
注意おへその処置の際は、医師・看護士・助産師の指導のもと 行ってください。
おへその乾燥は個人差がありますので、へその緒が取れて創が治るまで消毒してください。
なかなか乾燥せず、ジクジクしていたり、おへその周りに発赤、出血、膿が出た場合は医師・看護師・助産師にご相談ください。

「消毒」の意味(無意味)については、前から知っている。
消毒しても、菌がなくなるのは一瞬、すぐにまた空気中や皮膚の常在菌が繁殖する。
ウルトラマンみたいなものなのだ。地球にいるのは3分間だけ。
むしろ、消毒で常在菌を殺すと、悪玉菌がのさばることにある、って。
(これは、ざっくりとした素人の理解だけどね)
いずれにしても、アルコールはしみて痛いよう。

それよりは、刺激から皮膚を守るワセリンの方が安心で効果ある。
赤さんは、それから、へそを消毒もされず(ちゃんと沐浴時にそっと洗うだけ)
ガーゼも当てられず(テープで止めたら赤ちゃんの皮膚に刺激になると思うよ、わたし自身がテープ類にかぶれやすいタチだし)
プロペト、ペトペトで、ぜんぜんトラブルなしで、めでたくへその緒が取れたのでした。
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by hidaneko | 2015-11-10 07:04 | 東京日記 | Trackback | Comments(0)
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