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自由と平和のための京大有志の会の声明文の「子ども訳」

前に、自由と平和のための京大有志の会の声明文を紹介したが(こちら
その、子ども向けバージョンがネットで紹介されてた。
とても簡潔でわかりやすい。

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わたしの『やめて』


くにと くにの けんかを せんそうと いいます

せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」
という だれかの いいわけで はじまります
せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます
せんそうは はじまると だれにも とめられません

せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい
せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます
せんそうは てや あしを ちぎり こころも ひきさきます

わたしの こころは わたしのもの
だれかに あやつられたくない
わたしの いのちは わたしのもの
だれかの どうぐに なりたくない

うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためじゃない

げんこつで ひとを きずつけて えらそうに いばっているよりも
こころを はたらかせて きずつけられた ひとを はげましたい

がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない
がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない
がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない

じぶんや みんなの いのちを だいじにして
いつも すきなことを かんがえたり おはなししたり したい
でも せんそうは それを じゃまするんだ

だから
せんそうを はじめようとする ひとたちに
わたしは おおきなこえで 「やめて」 というんだ
じゆうと へいわの ための きょうだい ゆうしの かい

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子どもだって、温室の中にいるわけじゃない。
浮世の冷たい風は、いつも弱いものに強く吹く。

高い調理台の上で煮えている鍋の中身は子どもには見えなくても
音は聞こえる、においもする、鍋底にあたる炎の色もわかる。
子どもだからって、何もわからないわけじゃない。

大人の世界の揉め事は、将来の大人である子どもたちにも
決して無縁じゃないのよね。
だから、声明文を子どもにわかりやすい言葉に直した京大有志に感謝&拍手。
by hidaneko | 2015-07-23 22:54 | うきよ | Trackback | Comments(0)


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