生活保護を受給するのは悪じゃない、当然の権利でもある

まえに、貧困家庭の子どもについて書かれたことを紹介したけれど
わたし、困窮して生活保護をもらうのは、悪いことでも恥でもない、当然の権利だと思う。

わたしは、下のように書いた。
>「これは案外知られていないことなのだが、もし保護費の他に収入があれば、その分が引かれる。例えば年金を貰っていたら、年金の額を引かれて、合計で定められた金額になる。例えば保護費で定められた金額が9万円で、2万円のバイトをしたらその分引かれて、渡される保護費は7万円。で合計で9万円になるようなっている。バイトでなくて親族からの仕送りがある場合、それも申告することになっていて、保護費はその分引かれる)」

でも、言い方を替えると、
「働いても収入がすくないとき、生活するのに足るだけの金額を補填してもらうことができるのが、生活保護」とも言える。

「生活保護を受けるのは、就職しようと努力しない怠け者」と決めつけてはいけない。
前に、札幌だったかしら、北海道で姉妹で餓死(凍死?)した事件があった。正社員だったのが倒産して職を失い、就職しようにも仕事に就けず、生活保護を申請しようとしたら「もっと努力するように」といわれ、自分の努力が足りないのかと自分を責め…けっか、亡くなってしまった。

上のは、うろ覚えです。検索したら、この事件を取り上げているブログがありました。(こちら

今日、また生活保護について書いたのは、こんな記事をみかけたから。
借金か風俗か自死か、役所に頼るか…100社不採用の『失職女子。』が語る“生きるために選んだ生活保護という道”(前編)

借金か風俗か自死か、役所に頼るか…100社不採用の『失職女子。』が語る“生きるために選んだ生活保護という道”(後編)

これは…、
「順風満帆に働いていた女性が、病気になったのを機に休職。その後、転職先を探すも、100社不採用となり、最終的に選んだ道は「生活保護」だった――とかく、「甘えてる」「努力が足りない」などと言われがちな生活保護受給者だが、生活保護を受給するまでの過程やそのノウハウが書かれた『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』(小山健:イラスト/WAVE出版)の著者、大和彩さんは、生活保護申請が通ったことで「私なんかでも、生きていていいんだ……」という実感がじわじわ心に沁みわたっていったという。転職活動に関わる苦難について語ってもらった前編に続き、後編では、貧困に陥った女性が性風俗に行きやすい理由、誠実な区の福祉課やハローワークの対応などについて聞いた」
…という、ダ・ヴィンチ誌がインタビューした記事、ぜひ読んで欲しい。

わたし自身、まだその本は読んでないのだけれど…。

>――最後に、どんな人に読んでもらいたいと思いますか。
生活保護を受けながらでも、働くことは可能ですし、自立するための就職活動もできます。今のお給料では少ないから、足りない分だけを生活保護で充当する、という考え方です。ちょっと前まで普通に働き、税金もきちんと納めていた人が、ある日突然、職を失い、生活保護にしようかどうしようかと悩んだ時に、同著を参考にしてもらえたらとてもうれしいです。あとは、学校では生活保護のことを習わないし、ネットにもこういった情報はほとんどないので、小学生にも読んでもらいたいですね。

…ということで、ご紹介しました。
(アンダーライン=ひだまりねこ)

というのも、先週の土曜日、友だちと話していたの。
どちらも家族や身内に障害者がいて、親が死んだ後どうなるのだろう、などという話からなのだけれど。

障害者年金では暮していけないのよね。
そして、障害者はなかなか仕事につけない。
姉弟の負担になるのも限度がある。
兄弟姉妹にもそれぞれ家族がいるのだから。
実際、障害者の中には生活保護を貰っている人も多い。
だけど、生活保護を貰うことは「悪いこと」じゃないよね。

不正受給者のことばかり大きく取り上げられて
その陰で身を小さくして暮している人のことは忘れられがち。
障害者にも、生活困窮者にも、生きていく権利はあるはず。

……と、いうようなことがあって、
さらに今日、ダ・ヴィンチニュースにふれて
またもや、だけど、こんな記事を書いたのでした。
わたしにとって、モグにとって、遠い話じゃない。
「明日は我が身…」なのよね。
[PR]
by hidaneko | 2014-10-27 22:46 | くらし | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://hidaneko.exblog.jp/tb/23189087
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ぼやっきー at 2014-10-28 17:04 x
ブログの書き込みが進化しましたか?
まぁボット対策にこれは有効ですね
そうそう 生活保護に思うこと
私も制度については必要不可欠な最後の生活ネットワーク、セーフティネットだと思います
私も過去に何度も就職難民しましたしね
制度が悪いんじゃなくて、利用する側のモラルの問題
ここを見誤るととんでもないことになる
生活保護も失業手当も一緒 一緒
最低限の生活をする権利は法によって定めている
その権利を行使するのがなぜに悪いのか?
確かに、楽して金もらって働かずにギャンブルに走る
そんな輩もおおいけど、だからっといって
そんな奴らのために、心底必要としてる方々に行き渡らないような制度へ変貌させては絶対にいけない
もらう側も、堂々とすればいい、変に萎縮しなくていい ただ その対価が何であるのかは各自が身をもって具現化する必要はあると思います。
もらえる物はもらっとけとは違う物
最後のセーフティネットの利用は、生活困窮者が堂々と受けとれ、社会復帰を目指せるものにしないといけない。絶対になくしてはならないと思います
Commented by hidaneko at 2014-10-28 18:40
>ぼやっきーさん

>ブログの書き込みが進化しましたか?
>まぁボット対策にこれは有効ですね

あら、いつの間に?
exciteからお知らせはなかったのですが、
こっちの方が書きやすいですね。

それと、さきほどSafariが落ちたんですが
前なら再度ログインしなくてはならなかったのが
ログイン状態のままになってる。便利だけどはてな「?」

>楽して金もらって働かずにギャンブルに走る
そんな輩もおおいけど、

「多いけど」というより、「中には居るけれど」って感じでしょう。

確かに不正受給は良くない。でも、イメージとしては何割もいるような感じに思いません?
ウィキによると、不正受給は、2010年で、件数で1.8%、金額で0.38%ですって。
ほんの一部の人のために、本当に困窮している人が受給しにくくなるように、窓口で対応するのも困ったものだと思います。


<< さむい、さむい、我慢大会 肌寒い日、心も少し寒くなって >>