なんでそんなことしたのか分からないけど…

昨日今日、ソチオリンピックや都知事選と別に
ニュースをにぎわしていた話題。
2月5日、「全聾の作曲家」「現代のベートーベン」として知られる作曲家の佐村河内守氏の代理人弁護士が、「十数年前から本人ではなく、別の人物が作曲していた」ことを報道各社にファクスで明らかにし、衝撃が走っている。
 代理人によると、これまで佐村河内氏本人がすべて作曲したとしていたが、実際には佐村河内氏は曲のイメージや構成を提案し、別の人物が作曲していたという。この人物は作曲家として表に出づらい事情があったようだともしている。
詳細はこちらにもありましたが…


わたしは、佐村河内守氏の存在を知らなかった。
だから、今さら言われても、へえ〜、って感じ。
曲のイメージを伝えて他人に作曲してもらうってどうなんだろう?
と、思った。
音感のあるひとは、聴力を失っても
音のイメージを脳裏に思い浮かべることが出来るのかなあ…
と、思った。
別の報道によると、氏が耳が聞こえないというのも疑わしいとか?

で、騙された! と、憤る人もあると聞くけれど
でも、どうなんだろう?
誰が作ったとしても、音楽の価値に差はないのではないか、
と、思うのだけれど?
障害者が作ったというので、感動の割り増しがあったの?

「耳が聞こえない作曲家=現代のベートーベン」
と、もてはやすのはいいけれど、
その音楽に感動して、共感して、演奏会を開いた人は
パッケージで音楽を選んだのだろうか?
箱やリボンで、中身の評価をするのだろうか?

ゴーストライターは、本の世界ではあるみたい。
タレントとか、社長とか、政治家とか
自伝を出版するとき、自分で文章を書かずに
あらましをゴーストライターに話して文にしてもらう。
それは、分かる気がするのよね。
話すことと、書くことは、違うから。
うまく喋れるからって、人に共感を与える文が書けるとは限らない。
なんか、♪どーでもいいですよー♪ という感じ。

だけど、これが、文学作品を他人に書いてもらったら…
そりゃ、まずいでしょ。と、思うよ。

影武者さん=ゴーストライターさんの新垣隆さんには、
それなりの事情があったのかも知れないけど
自分の名前で作品を発表出来なかった、というか
発表しても売れない、という事だったのかなあ。

世の中の人は、感動を求めているからね。
耳が聞こえないのに、こんな素敵な音楽を書けるの!
とか、ね。
障害者の割り増しがあるのかなあ。

耳の聞こえない作曲家で、浮かんだのが
目が見えない画家…エム・ナマエさんのこと。
エム・ナマエの秘密
これは、わかるの。
中途失明者だし、できるだろうな、と思う。
わたしも、むかし、ちょこっと、絵を描いていたから。
色の名前で、色のイメージは浮かぶもの。

今回の騒動で思ったのは
「音楽がかわいそう」…ということ。
作曲された音楽に罪はないのよね。
誰が作ったとか、箱やリボンに関係なく
人を感動させるものを持っていた、のだろうと思う。
(聴いたこと無いから断言はできない)

なんか、「看板が違ってましたから〜」ってんで
曲までダメみたいな、否定的な評価って、曲がかわいそう。

ソチ・オリンピックで
髙橋大輔さんはフィギアのショートプログラムで
佐村河内守作曲とされていた「ヴァイオリンのためのソナチネ」を
使う予定を変更することはない、と伝えられている。
曲のイメージで選曲してのことなんだろうな。
(ぶっちゃけ、今さら変更もできないだろうし)

髙橋大輔選手の成功を祈ってます。
[PR]
by hidaneko | 2014-02-07 00:45 | うきよ | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://hidaneko.exblog.jp/tb/21386474
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ぼやっきー at 2014-02-07 07:27 x
んとね
楽曲には何の責任もなくて
感じる側の器こそね非難されるべしだと

仰る通りで
確かに今回の出来事の中心人物
こいつも許せねー奴だけどね
人としてどうなんだろうとね

ある種の己の不遇?
何かが足りてないことは不遇なのか?
まぁそこはおいといて

それを利用して世間からお涙頂戴で
それを評価してなにが良くて
そいつと楽曲を推していたのかね
今 こき下ろし始めた過去の
賛美者達は
心の貧しいだけは勘弁してくれと
いいたいなあ

音楽に長い間携わって来た者として
薄っぺらい感動しか起こらない
マスゴミの報道連中が可哀想でなりません
Commented by hidaneko at 2014-02-07 12:39
>ぼやっきーさん


なんとも嘆息のもれる事件ですね。

Commented by くろねこぶんた at 2014-02-08 22:56 x
あちきも聴いたことはないけど、曲そのものにはなんの罪もないと思う。でも、もし初めから新垣さんの曲として世に出たときに、これほど売れなかったとかだったら、聴衆は何を聴いてたのかなと思う。
日本人てブランドや「感動的な物語」や「精神性」みたいなもんに弱いとこあるね。
Commented by hidaneko at 2014-02-09 00:48
>ぶんたさん

あちこちでコンサートが中止になっているのを聞いて
「あれ?」というか「へえ〜!」という気持になったのです。
でも、ニュースで映ってたポスターをみると、
佐村河内守氏が大きく写真にでてて……。
「氏の作曲」が全面にでると、そうなるのかなあ。と。
「看板に偽りあり」で、曲の良し悪しとは関係なくなる、というか。


<< 今日のボソッとひとこと 最高気温も氷点下・真冬日 >>