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ぐるぐる……その後(アキレス腱断裂手術で入院)

こちらで、笑っちゃったモグの足の怪我ですが、
笑い事じゃなくなりました。
1月2日に、“I can fly!”の着地に失敗して、足をひねって
1月11日に、近所の整形外科を受診。シーネでぐるぐる巻きに。
1月12日に、再受診。13、14日と日曜、成人の日でお休みが続いて、
1月15日に、近所の整形外科を受診、総合病院を紹介され
1月16日に、総合病院の整形外科を受診……これが昨日。
1月17日に、緊急手術……これが今日。





昨日、2013年1月16日(水)

総合病院の整形外科は朝9時の予約で、8時半から受け付けというので、7時にモグをたたき起こし、8時過ぎに家を出る。

病院では、一番で受診して、紹介状をみた先生、開口一番
「なぜ、もっと早く受診しなかったのですか」と言われた。
「もう2週間たっている。時間が経ち過ぎてます」と。
アキレス腱の断裂は2週間も経つとむずかしいんだ」と。
アキレス腱はふつう足首のうしろが切れるのだけれど、
モグの場合はアキレス腱と筋肉を繋ぐところが切れているという。

それから、問診、触診、レントゲンを撮り、MRIを撮り、
それらの映像を見て、先生
「やっぱり、アキレス腱がこれだけ離れている。
2週間も経つと、難しいんだよ」と、またも時間の経過を言われた。

「即手術、と言いたいけれど、今日は他の手術が詰まってます。
明日も手術が混んでいるけれど、割り込ませましょう」
その場で、即入院を告げられる。
「手術でふつうに縫うのではだめで、他から腱を持ってきて再建することになる」と。
「そのとき、足がねじれたり、歩きにくかったり、後遺症が残る事があります」と。

先生の説明を聞きながら、血の引くのが分った。
目の前が真っ白になり、気分が悪くなってきた。
立てないほどに。頑張って立ってたけど。

即入院、緊急手術、後遺症……

なぜ、もっと早く、モグに受診を勧めなかったのだろう。
行き渋っていても、説得して行かせるべきだった。
「痛くない」といっても、
足をつくと痛いといっていたのを見逃してしまっていた。

なぜ、地元の開業医を受診するときに、
一緒に診察室に入って、一緒に説明を聞かなかったのだろう。
モグは、うまく言葉にして訴える事が出来ない事がある。
質問できないことがある。
それを「大丈夫だよ」という言葉を信じ、
また「もう大人なんだし、最近は精神科の方も安定してるから」と
思ってしまっていた。わたしなら、疑問に思う事は質問するもの。

「早い時期なら、手術しなくてもすむ事もあるんです」という
先生のことばを聞きながら、モグはケロイド体質だと思い出していた。
腱再建など、普通の手術より傷跡も大きくなるだろう。
ケロイド化すると盛り上がって汚いだけでなく、
夏など赤く腫れてかゆくなったり、大変なんだ。

もっと早くに受診させていればよかった……。
くやまれて、くやまれて、気分が悪くなった。

再度、シーネを当てるとき、こちらの先生は
「 尖足位に」と、看護師さんに指示してた。
前の開業医、足首が直角になるようにシーネを当ててた。
そうか、これじゃあアキレス腱が伸びる形になって悪いのか。

手術の説明を聞き、入院を承諾したところで、
「ほかの病気はありませんか?」と聞かれた。
「じつは、統合失調症なんですが…」と言ったら、先生が
「それは……」と、すごく困った顔をされた。

そうなんだ。
知られていないと思うけど、統合失調症のひとは、ふつう
他の病気や怪我でも、精神科がある病院じゃないと入院できない。
例えば、整形外科の患者でも精神科病棟に入院させられるのだ。
規則ということではなく、事例というか、習慣として。
たぶん、何かあったとき、他の科じゃ対応できないという理由で。

先生は、整形外科と精神科のある病院を考えておられた。
「で、(精神科は)どこの病院を受診しているのですか?」
「Tクリニックの、T先生です」
「T先生って、K.T先生?」
「はい」
「K.T先生は、僕の同期なんだ。直接聞いてみます」

すぐに電話して、聞いてくださって
「大丈夫です、うちでお引き受けしましょう」って。
モグが、病状が安定していて危なくないこと、
自分で薬の管理もできる事を、T先生がおっしゃっていた、って。

はぁーー、よかった。
悪い事の重なった中で、ただ一つのよかったこと。

一応、4人部屋に入って、モグがダメだったら個室に移る事にした。
他のひとと一緒だと、モグは寝にくかったり、
精神が苛立ったり、不安定になる事があるから。
ぎゃーぎゃー大騒ぎして他の迷惑になる、というのではない。
生活雑音が強く響いてしまって、モグが困ってしまうのだ。

そのあと、入院前の検査があれこれあって、
病室にあがったのは、午後遅く。
急いで家に戻る途中、入院に必要なものを買い揃え、
ついでに、自分の内科も受診して、ばたばた、ばたばた
再度、モグの病院に行き……家に帰りついた時にはへとへとだった。

………

今日は、モグの手術だった。
ただ、他の手術が混んでいるところへ割り込ませてもらったので
いつになるか、分らなかった。
手術中は何があるかわからないので、家族に居てもらいたい、と。
朝、モグから「要る薬を持ってくるのを忘れた」とメール。
それを届けに、朝一で病院に行き、一旦、家に帰り、
Gサンが車をつかうというので、途中、病院に下ろしてもらう。

結局、モグの手術は、午後3半頃から、5時半頃まで。
先生の説明では、実際に開いてみたら、
MRIで想像していたほど悪くなかった、と。

「でも、アキレス腱は完全に切れていました。
ただ繋ぐだけでは無理なので、一部、他から腱をもってきて覆いました。
時間が経っていますから、治りが悪いのは覚悟してください」と。

2週間の入院の予定だったけれど、病室が詰まっているので、
傷の回復がよければ、松葉杖での歩行ができるようになれば
5,6日で退院してもらうかもしれない、とのこと。

明日は、モグの精神科クリニックの受診予約日。
行って、K.T先生にご報告とお礼を行ってこよう。


:詳細
by hidaneko | 2013-01-17 23:30 | かぞく | Trackback | Comments(0)


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