スコップ団のこと

前から書きたいと思っていたんだ。「スコップ団」のこと。
団長の平了(たいら りょう)さんのこと。
でも、どう説明したらいいのか、複雑過ぎて(^^ゞ
本当はシンプルなんだろうけど。

スコップ団って、
土日に有志が集まって
津波でめちゃくちゃになった家にいってドロをかき出し、
その家の人にとって大切なものをさがし出し、
仕上げにケルヒャーで水洗い流してパッと見きれいにする、
という活動。
こんな感じ・・・


ツイッターで知ったのは、夏前だったと思う。
「人助けに理由はいらねえ」がモットー。
ホームページのこちらや、ABOUT of スコップ団を見てね。
(音が出るので注意)
「仲間が死んで、家族が死んで。
俺たちはもう、泣き疲れたからな。
俺たちはもう泣きたくねぇんだ。
力いっぱい、スコッピング!
Yes!ナイスコップ!
死んだ仲間の分。
瓦礫という字に【オモイデ】ってルビをふって頑張るよ。

言葉は悪いけれど、底に温かな思いのある平了さんの人柄にひかれ、
団長のブログ「どうせ地球のチリだからな。」を読むのが
いつしか習慣になっていた。
団長って、すごく強そうだけれど、
弱くて、さびしがり屋で、涙もろい部分を持っていると思う。

そのうち、ほぼ日でもとりあげられるようになって。
こちら、ほぼ日の乗組員の体験談で活動内容がよく分ると思う。

夏には炎天下で、熱射病になりそうになりながらスコッピング。
秋がきて涼風が立つようになり
「年内にはやめる」と言っていたのが、のびてのびて
年が明けても、雪の降る中、土日にあつまって
寒さに凍えそうになりながら、家の泥かきを続けていたんだ。
参加した人たちは、他の都府県や海外からも来て、
延べ人数で「2300人まで数えて、面倒になってやめた」って。

わたしはボランティアにも行けないし、スコッピングにも行けない。
体力もないし、モグのことやバーサンのこともあるし…
「せめて、被災者を応援する人を応援しよう」と思った。
遠くから、細々と応援してた。

先週の日曜で終るはずのが、おばあちゃんにたのまれて、
3月1日の今日、最後の一軒を終えたって。
(300以上の家をきれいにしたという。
一軒に対して、ガソリンや何や費用が2,3万円かかるという。
もちろん、きれいにしてもらう家のひとからは1銭ももらってないし
お礼をいわれるのがいやで、ありがとう、と言われる前に撤収するとか)

団長が、亡くなった人たちの鎮魂のための花火をあげよう、
とブログに書いた時、はっきりいって、わたし無理だと思った。
「2万人が亡くなったという一つの事件が起きたのではなく
ひと一人亡くなるという事件が2万件起きたのだ。
ひとりの魂のために一つの花火、計2万発の花火を揚げよう」

あげるのは、3月10日。
3月11日は誰でも忘れないだろう。
でも、大切なのは、その前のふつうだった日。
一番感謝すべき日だった3月10日に、天国に向けてぶっ放そう、と。
花を手向けるように、線香をあげるように、鎮魂の花火を揚げよう、って。
天国にも近い山の上のスキー場からあげれば、
津波の被災地の海岸からもみえるだろう。
(前に子どもたちの楽しみのため馬に乗る会を山の上で行った時
 ずっと海岸が見えたんだって。なら、海岸からも山が見えるだろう)

団長のブログ「花火大会のこと」を見てください。
ほぼ日の、スコップ団 平了+糸井重里 対談も見て。


花火一発が3000円かかるという。
無理だよ、…と思っていたら。
団長、すごく頑張って、グッズを作って売ったり
いろんなメディアの取材に応じたり
大口の寄付を募ったり、
パネル展をひらいて、募金してもらったりして、
費用が集まったというの。
でも、花火代金を2月に払う時、スコッピングの活動費にも手を付けてたから
まだまだ募金は受付中、ですって。

お金、経費、3000万円かかるそうです。
花火代金のほかに、警備とか、諸費用ぜんぶで。
「それだけのお金があるのなら、他のことに使ったら?」という
メールや意見が、団長のところに行っているらしい。
でも、たむけの花、と思ったら…高くないんじゃない?
お一人当たり1500円。お墓にお花を供える値段。

取り壊されることが決まっている家の、泥をすくい、きれいにする。
火葬にされる人に、死に化粧をほどこす。
お盆にお迎え火をたいたり、お供えをしたりする。
それらを、無駄という?
それらは、死んだ人だけのためだけじゃなく、
生きている人の、心を支えるためなのよね。
そういう想像力て、大切だと思う。
思いやりの心とも言えるけど、

そして、そのお金は他のためじゃなく、
「天国の人たちにむけての花火」という団長の思いに共感して
寄付した人たちの、思いがこもっているのよね。

いよいよ、花火が揚がる。

ちょっと、長くなってしまった。
長くしか書けなかった。
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by hidaneko | 2012-03-01 23:55 | うきよ | Trackback | Comments(4)
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Commented by リバー at 2012-03-02 20:56 x
ウン ウン ちょっぴりウルウル読みました。

一人ひとり いろんな想い 
 一人ひとり できること 思うこと
少し形にしたいよね  それをいろんな形でやっている人が
あちらにも こちらにも いますよね

私も自分ができること、ちゃんと継続したい。
時には家の諸事情で出来ない時もある。
でも決して忘れない、必ず出来る時には継続していく。
Commented by hidaneko at 2012-03-04 22:37
>リバーさん
>でも決して忘れない、必ず出来る時には継続していく。

はい。わたしも、そうしたいと思っています。
でもチキン(腰抜け)な、わたしがいて・・・
恥をさらすように、今日の日記に書きました。
Commented by at 2013-01-16 02:20 x
仲間に教わって、これを読みました。
応援、本当にありがとうございました。

平 了
Commented by hidaneko at 2013-01-17 22:22
>平 了さん

コメントありがとうございます。

一目見て、
「えっ? 団長さん? 
うひゃ〜〜〜〜! みつかっちゃった。恥ずかしい〜!」
と、心臓がバクバクしました。

悪い事は出来ないものです、じゃなかった(^^ゞ
ネットってすごい!と思いました(良くも悪くも)。
どこで誰が見てるか分らないんですよね。

まさか、団長のお目に留まろうとは思ってませんでした。
それも、去年の3月の日記ですよ?

ああ、お礼なんておっしゃらないでください。
こっちこそ何もしてないんですから。
これからも、微力ですが応援を続けていきたいと思っています。


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