「福島原発は地上のオンカロになるだろう」マドセン監督

まえに、映画「100,000年後の安全」について、
このブログでも書いたことがあったけど
こことか、ここ
その映画を作ったマドセン監督が来日、
その時、発言した記事がツイッターで紹介されていた。

「福島原発は地上のオンカロになるだろう」マドセン監督
「日本の原発への対処が世界中に大きなインスピレーションを与えるでしょう」と提言
こちら、骰子の目より)
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当時いろんな国の報道を見ていると、日本では自主避難を指示するの範囲を半径20キロ地区から30キロ地区、ヨーロッパではそれでは足りず避難圏を70キロや100キロにすべき、とこれだけ違う数字が一斉に出たのです。これは核廃棄物が生物に無害になるまでの年数がフィンランドでは100,000年とされていますが、アメリカとフランスでは1,000,000年生物から隔離した場所に置かなければいけないとしている違いにもあるように、科学者はなかなか確かだと言いたがらず、実際明らかになっていないということなんです。ここに原子力エネルギーや核廃棄物の問題を見ていただくことができると思います。

(略)

オンカロの取材をしたとき、学者たちに「最終廃棄物処理場が作れない国があるとしたらどこか」という質問をしました。その答えは日本でした。現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われていますが、地層処理場ができないのに原子力を持っている国である日本は、火山があり地震があり、常に地層が安定していません。チェルノブイリは壊れた原子炉をコンクリートで覆いましたが、チェルノブイリは完全にカバーしてしまえばよくても、福島は次の地震が来ない保障がない。中華の回転テーブルの上に放射性廃棄物が入った容器を置いたようなもので、いつ動くか解らない。日本はそういう状況にあるのです。

そして、今回の福島の原発の事故を受けて日本政府は分解すると言っていますが、あの中を完全に分解することは不可能だと私は思っています。そうなると全部埋めるしかない。日本は福島に地下ではなく、地上のオンカロを既に持ってしまったと言えるかもしれません。

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この映画「100,000年後の安全」は国連でも上映されたという。
「国連はどんな映画も上映することは慎重であると聞いていました。
ある政治的立場を擁護するような作品を嫌がるからです。
しかし、この『100,000年後の安全』には
まったく政治的は背景がありません」
そう監督は述べている。
感傷的でなく客観的なドキュメンタリーとして、
政治的背景のない映画を作る監督が言っていることば。

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ほんとうに成熟した社会では、あらゆる情報はきちんとオープンにされるべきだと思います。そうしてはじめて、みなさんが決断を下すことができるのです。

しかし、今回の原発の事故のことを考えますと、実は日本では何年も前から、メンタル・メルトダウンを起こしていたのだと言わずにはいられなせん。十分な情報を与えられないということに疑問も持たず、本当は何が起きているかも知らず、しょうがないと原発を受け入れてしまっていたのです。福島の原発の事故の際に西側は連日「なぜ日本政府は全てを明らかにしないのか、情報が開示されないのか」と報道しました。福島の原発事故は決して自然災害ではなく、人間の過ちが起こした人災です。

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耳が痛いけれど、責任はわたしたちにもあるんだ。
原発怖い、原発反対、と思いつつも、
これほど多くの原発の建設を止められなかったことで……

(引用文中のアンダーラインは、ひだまりねこ)
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by hidaneko | 2011-12-26 21:25 | うきよ | Trackback | Comments(5)
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Commented by ぼやっきー at 2011-12-27 22:09 x
貴重な情報提供ありがとうございます

日本がいかに小さな島国なのかがおもいしらされますよね
でもわたしたちは現実からもう目をそらせてはいけないんだよね
向き合って見据えて受け入れて対処する わたしたちの国でおきてしまった くそ迷惑な人災であっても 知らんぷりだけはしちゃいかんのだよね  わたしにも日本人としての責任はくみこまれている
だから にげない ともにがんばるのだ
Commented by ふいづ at 2011-12-27 22:28 x
ためいきも出ずに読みました。
国立科学博物館に行った折に、日本に地震が多い仕組みを
ボランティアガイドさんに教わって・・・
つくづく原発を作るべきではなかったと思ったのだけど地上のオンカロとは・・・

>ぼやっきーさん

ともにがんばるのだ、と言ってくれる方がいると、
なけなしの(笑)勇気が出ます。
微力は無力ではないから、と信じて
できることをほんの少しずつでも。
がんばろうと思います。
Commented by ぼやっきー at 2011-12-28 16:40 x
>ふいづさん

自分のため こどもたちのため そしてこの国の住人であるすべての人が、今の過酷な状況から一歩でも前に進める状況を切に願っております そのために 自分ができることは、喜んでしますし、 馬鹿たれどもには牙をむきます。

これは・・・・私の性分なのかもしれません(藁)
Commented by hidaneko at 2011-12-28 18:11
>ぼやっきーさん
>ふいづさん

コメントへのお返事がおくれているうちに、
おふたりで話しあってくださってありがとう。

同じテーマについて話しあうことのできる友だちがいて嬉しいです。
いつも支えられ、刺激されているのを感じます。

ありがとうございます。
Commented by ふいづ at 2011-12-28 23:11 x
>ぼやっきーさん
レスありがとうございます。

原発があっても実感として事故の場合のことを考えられなかった3.11以前でした。
あのあと、原発の近くに住むというのは
過酷な状況に置かれることなのだとやっと思うようになりました。
大変でも恐る恐るでもいいから
おかしいことはおかしいと言おう、言いたいことは生きてるうちに言っておこうって
心から思います。

>ひだねこさん
私もこのことについて話せる友達がいて支えられています。
こちらこそ、ありがとうございます。


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