《被災地に絵本を送ろう「みんな、おなじ空の下で」》のご紹介

ネットの友だち、mizu_i_roさんのブログみず・いろでも紹介されていたのだけれど。
被災地へ絵本児童書を送ろうという運動が始まっている。

児童文学作家の杉山亮さんも賛同して、絵本の預かり所を申し出ている。
一度、小淵沢の杉山さんの所へ送って、そこから被災地へ送るというの。
わたしの住まいからだと輸送のルートが回り道のように思われ、ちょっとどうかな、と、心の中で保留にしてた。

今日、わたしがとっているメルマガでも紹介されていた。
児童文学者・評論家の、ひこ田中さんから発信されてきたのだ。
それを見ると、絵本の預かり所が、杉山さんのところのほかに、
東京、静岡、名古屋、京都、山梨、岩手、山形と増えていた。
で、わたしのブログでも紹介したいと思ったの。

運動の中心になっているのは、石丸さんという方とNGOジョイセフ。
公式サイトはこちらです。
「kodomiru 子どもと見る風景」
http://kodomiru.exblog.jp/
くわしくはこちらを見てください。

杉山亮さんが思いを日記に書いていらっしゃいますが、気持ちは、わたしも同じです。
被災地の子どもたちに、笑顔を、笑いを。
送る本は【面白いもの】を! 
絵本や児童書を読んでいる間は、一瞬でもつらいことも忘れていられるもの。
子どもたちが本を読んでいる間、大人は子どもから手が離れ、他のことをすることも出来るもの。

どんなふうに送ったらいいのか、
どんな本を送ったらいいのかは、
下の「More:」を読んでね。



こちらの、2011年3月18日、19日の日記を読んでください。
以下は、18日の日記から。
>このページはコピーしてどんどん
>心当たりのあるところ、あちこちに送ってください。
・・・とあるので、以下にコピペします。


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日付 : 2011/3/18
【絵本を送ってください】

3月11日に起きた地震については
みんな、心を痛め、
また、自分になにができるんだろうと
考えているかと思いますが
名古屋でおもちゃばこフォーラムを主催している
石丸良枝さんが中心となって
被災地に絵本・児童書を送ろうという
動きが起きてきました。

で、ぼくも相談をもちかけられて
最初は現地は今てんやわんんやだろうし、
大人と子どもでは必要なものが違うと思いつつも、
でも、今は食料や暖房具やガソリンが優先だといえば
それはそうだろうし、
いきなり絵本だけ送りつけられても
向こうもこまるだろうし、
第一届け方がわからないし、
もう少し様子を見て…
なんて考えていたら
石丸さんが、ジョイセフという団体に
連絡をとって
じょうずに話をまとめてくれました。
すばらしい行動力です。

「ジョイセフ」で検索して
ホームページを見てもらえればと思いますが
途上国の妊産婦と女性を守るを
キャッチフレーズにしたNGOです。
ふだんはアフリカやアフガンなどで
さまざまな活動をしていますが
今回の地震では自国での
支援活動にすでにのりだしています。

具体的には粉ミルクや紙おむつを送っています。
また、男のぼくには
ピンとこなくて
申し訳ないのですが
生理用品や下着も
ほしいといいだすのに勇気がいる人もいるそうで
送るんだそうです。

で、ここでそういうものといっしょに
絵本や児童書も渡せるように
すれば、ピンポイントで
子どもがいるところに
確実に届くということです。

それはいい。
大人ばかりのところに届けられても
誰も喜ばずに、逆に
じゃまなだけかもしれないけれど
このルートならば…
絵本や児童書があれば
とりあえず、子どもたちがいい時間を
過ごすことができるし、
心を遠くに遊ばすことができます。
また、その間、大人たちは
復興に向けて、ほかのことができます。

で、その石丸さんの提案にぼくも
のります。

みなさん、自宅にある
絵本・児童書で、
もう、読まないなという中でおもしろいのを
ぜひ、送ってください。
(でも、つまらなかったもの、
あまりにポロポロのものは
やめてください。
被災地はゴミ捨て場ではないのですから)
そのあたりは
それぞれの常識でお願いします。
新品を買う必要はありません。
それなら、義援金にした方がいいですから。

で、うちを倉庫にして
ある程度、段ボール箱でまとまったところで
ジョイセフ経由で
現地へということになります。
もしかしたら、向こうまで直接
誰かに車で持って行ってもらうことになるかもしれませんが
その時には
また、車を提供してくれる人や
運転してくれるボランティアを募集します。

向こうでは助産婦さん経由で
手渡ししますが
助産婦さんだけで手がまわらなければ
もう少しおちついてきたら
現地で読み語りやってる人や
司書さんや
文庫をやっている人や
しかるべき人にコンタクトして
配布を手伝ってもらえるように
なるといいなと思います。
向こうでも、子どもたちに絵本や児童書を
渡したいけれど
現物がないと残念な思いをしている大人は
大勢いるでしょうから。
それに助産婦さんも忙しすぎるようですし。

で、とりあえずは小淵沢の家に
絵本・児童書を集めなければなりません。
みなさん、どうぞ、送ってください。
近くの方は電話か
メール(このホームページのおたより欄)で
連絡をくれた上で
直接持ち込んでくれてもかまいません。
もちろん、送料も本代も
一切だせません。
お互い、身銭を切りあうということで
お願いします。

住所
408-0044
山梨県北杜市小淵沢10060-464
杉山亮
電話0551-36-5566

なお、このページはコピーして
どんどん
心当たりのあるところ、あちこちに送ってください。
ぼく自身は
ネットやっていながら
その方法を知らないんです。とほほ。
どうぞ、よろしくお願いします。

集める期限はこの文が
ホームページのトップに載っている間は
有効と、お考えください。

2011/3/18

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どんな本を送ったらいいのか・・・
これも杉山さんのブログから抜粋でコピペ。

日付 : 2011/3/19
【絵本を送ってください・覚書】

(前略)

⑳例をあげると、本好きな大人はどんな本をもらっても
嬉しいかというと
そんなはずはありません。
ぼくだって、本屋に入って
買いたい本が一冊もなくて出るのは
しょっちゅうです。
たただっていらない本のほうが
ずっと多いくらいです。
それは子どもだつて同じです。
そこのところをちゃんと押さえて
送る本を選ばないと
大人の傲慢をおしつける話になってしまいます。

aまず、こう考えたらどうでしょう。
自宅の本棚の中で
おもしろくてこれはとっておきたいなあと
思うくらいの絵本や児童書を
送るかどうかというところから考える。
子どもがいる人は
子どもと相談しながら選ぶ。

bここは絶対、大事なところです。
なぜなら心のこもったプレゼントというのは
自分がいいなあと思うものを
選ぶのが原則だからです。

c子どもがそれはだしたくないというかもしれません。
でも、そこで話し合う過程こそ
ボランティアの意味を
親子で話し合う
またとない場になるはずです。
なんなら子どもと交渉して
「なら、この本は手元に置くことにして
でも、この本は送ってあげようよ」なんて
親子で被災地に思いをはせながら
選んだらどうでしょうか?

dいいものは自分のところに
みんなとっておいて
つまらなかつたものだけ送るとしたら、その考え方は
合理的なようでいて
とても下品です。
今回の災難を乗り越えるには
みんなが少しづつ
なにかを失いあい、だしあって、
しかし、その結果、いつかみんなで
もっと大きなものを得ているかもという
長い道を行くしかないだろうと思います。

e第一、被災地はゴミ捨て場ではないし、
つまらない本ばっかりいったら
現地の子ども文化は
どうなってしまうのでしょう。

fもし、ここで向こうの子どもたちを
励ましたいと思うなら
自分がこれは名作・傑作だと思う本、
子どもがかって夢中になった本、
すぐれた作家のものだと思える本、
などなど、とにかく自分が
責任もって
勧められる本を入れていこうと
考えるものかと思います。

gこんなときこそ、
今の日本のぼくらが持っている
最良の絵本と児童書の底力に、
「現地に行けないぼくらに代わって
子どもたちを楽しませたり、
いい時間を過ごさせてやってね、頼むよ」と
願いを託すものでしょう。
そういうレベルの本がまざっていないと
力になりません。
では、その本はなにか
誰が選ぶのかといえば
もちろん、ぼくらの眼力です。

h二点目。
しかし、そう単純でないのが
絵本や児童書のおもしろいところです。
そうはいいつつも、自分にはおもしろくないけど
他の人にはおもしろいかもと思える本はあります。

iへたな本、おおあじな本、
作者と画家のひとりずもうの本、
作者の目が深いところに届いていない本というのは
誰が見てもつまらないのですが、
趣味の違いというのは確かにあります。
虫の本とか鉄道の本とか
好きな子は夢中になるけど
興味ない子には「フーン」てなもんです。
それはもう、当然です。
そのへんは主観とは別の
客観的なセンスの方を導入して
選ぶものかと思います。

j三点目。
でも、です。
これは最初の呼びかけに
「もう読まないと思う本の中で
おもしろいものを」と書きました。
ただ、「おもしろいもののみ」と書いてしまうと
冊数が少なくなってしまいそうだからです。
「もう読まない」というところを
「不要品」と受け取らないでください。
「それなりにおもしろかったけど、
もう大きくなってしまったから読まなくてもいい」と
いう意味に受け取ってください。

k絵本や児童書で大事なことのひとつは
冊数をたくさん読むことです。
ある程度の数の本を読んでいくうちに
自分の好みがなんとなくでき、
読みこめるようになり、
自分なりの名作をさがす基準もできていきます。
だから、ぼくらには子どもに名作を読んでもらいたいなあと
ひそかに思ってしまいつつ、しかし、そればかりの促成栽培では
よくないとも知っていて、広い世界を
丸ごと提供するような
複眼思考が必要になります。

lだから、具体的には
「この絵本がうちから出す目玉の本だ」というのは
「エイヤー」と、しっかり何冊かは入れてもらって、
そこそこ、これもまあ、おもしろいかなあくらいのものを
たくさん入れてください。
でないと今回の被災者も避難所も
はんぱな数ではありません。
冊数がたりないと思います。

mそれから、これはみんな書かないので
あえて書きますが、
本のとても重要な要素に
「時間つぶし」ということがあります。
そのいいかたに抵抗があるなら
「どうせなら、いい時間の流れを持つ」といっても
いいです。

nたとえば、ミステリーや時代物が好きな大人は
大勢いますが、
そういうのを電車の中で読んでいる時、
この本でなにかを吸収しようとか
メッセージを得ようなんて誰も考えていません。
ただ、どうせ同じ時間なら
心を動かしていた方が楽しいのです。
そういうところにいわゆるB級アクションものの
意味があったりします。

o絵本や児童書にはそういう要素もとてもあります。
そのへんを押さえておかないと
「みんな仲良く」だの「命は大切」だの
おもしろさ抜きで
向上心をやたら育てようと、
メッセージ性の強いものばかりを
選んでしまったりします。
これは今回の本を送る動きとは
似合わないと思います。

p(メッセージがあるものがよくないと
一律にいってるのではありません。
反論の余地のない陳腐なメッセージだと辟易とするんで
考えるに値する、メッセージなら好きなんです。
でないと、子どもは深く考えないで
「差別」と聞いたら、あ、「それはよくない」と
いっておけばいいんだなあという
処世術をメッセージとして受け取っちゃうと
思うんです)

q本はそのおかげでものがたりの世界に
こころを遊ばせていい時間が流れたというのが
まず、大事で
その上でなにか得るものがあったというなら
ラッキーってなものかと思います。

rまた、子どもが本に没入している間
親が自分の仕事をしたり
休息できるというのも
とても大きな効用です。

s一人で読むもよし、親やまわりの人に読んでもらうもよし、
大きい子に読んでもらうもよし、
まわしっこして読んでもらうもよし、
いろんな楽しみ方を作れるのも
いいところです。
一冊の本をそこにいる人たちが読みあって、
同じものがたりを共有していくというのも
とてもいいです。

tわざわざ、あたらしい本を買う必要はないとありません。
お金をだすなら、それは義援金で
だした方が全体のためだと思います。

u逆に、あんまりポロポロの本や
古い本もやめましょう。
もらった子が悲しい気持ちになります。
このへんは各人の良識でいきましょう。

v子どもはリアルとファンタジーの間を
行ったり来たりしながら
大きくなっていくものだと思いますが
今回の災厄は
子どもをあまりにリアル過多に振ってしまいました。
その現実の前にとりあえず、なすすべはありませんが
子どもにはやはり、
おもしろいものがたりの世界で、いっときでも遠い世界に
心を遊ばせて夢見てもらいたいものです。
子どもがにこにこしている顔を見ることが
大人の生きがいであったりするときも
確かにあります。

wさて、長々と書いてきました。
もちろん、これはすべてぼくが
個人的に思っているということなんで、
だからといって
送られてきた本を
ぼくが検閲してピックアップしてしまうなんてことは
一切ありません。
ご安心ください。

xでは、みなさん、絵本と児童書を
送ってください。
ほかの人にも
どうぞ、ひろめてくださいますように。
こちらの文も
よかったら
つけたしてください。
でも、これは
逆効果だと思ったら
やめてください。
そこらへんは
ご賢察にお任せします。
ぼくの書いたことの中で
ひとつでも
なるほどと思ってもらえるところがあったら
幸いです。

y今回の災厄の後始末がいつか一段落したら、
協力してくれた大勢の皆さんとどこかで
お会いできますように。

zあまりに長い文になったので
わかりにくいぞとつっこみたい方用に
段落ごとに頭に記号をつけました。
みなさんがじょうずにまきこまれてくれて、
また、他の人をじょうずにまきこんでくれて、
この作戦がうまく行きますように!
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by hidaneko | 2011-03-21 19:49 | うきよ | Trackback | Comments(0)
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