今日、モグが、さりげなく手遊びをしていた。
「おとうさんがかけてきて」という手遊び。
両手の親指(お父さんゆび)をたてて
♪おとうさんがかけてきて おとうさんがかけてきて
まがりかどで ぶつかった。
おまえがわるいんだぞ、おまえがわるいんだぞ
ふた〜りそろって、ぷんぷんぷん♪・・という例のヤツ。
お父さんゆびの次が、お母さん指、お兄さんゆび、お姉さんゆび・・・
最後が赤ちゃんで、♪ふ〜たりそろって、えんえんえん、となる。
それを一通りやったあとで、モグが替え歌
♪おかあさんがかけてきて おかあさんがかけてきて
曲がり角でぶつかった
あなたが悪いのよ、なぜっていうと・・・10分間
あなたの方が悪いのよ、なぜっていうと・・・10分間
あっちと こっちへいって ぷんぷんぷん♪
「お母さんたちは、ふたりそろわないの。
お互いに相手を説得しようとして物別れだから」
聴いてて、わたし、爆笑。なぜっていうと・・・・・
昨日のこと、家にいては気が散って仕事に身が入らないから
「スタバでも行ってこようかな」と、わたしが言ったら、モグも
「わたしも一緒に行く。
邪魔しない。静かにゲームしてるから」という。
繁華街などで同じゲームをしている人とすれちがうと
地図とかもらえることがあるんだ、ですって。
中央図書館に寄って本を返却(近所の図書館はお盆休みだった)
ホームセンターで蚊取り線香と猫の餌を買う予定もたてて
帰りに夕ご飯の買い物もすませて来ようという魂胆。
で、すこし遠方の、ドライブスルーもあるスタバへ寄ったの。
まだお盆休みのせいか、珍しく駐車場が混んでいた。
店内もこんでいるかな?と思ったけど席があった。
マイタンブラーを持ち込んで、20円割引でコーヒーを買い、
隅のソファにすわったけれど・・・・
落ち着かない。店内がうるさい。
お客が多くおしゃべりしているから、というだけでなく、
いつも歩いて行くスタバとは違って、天井が高いせいか音が響く。
とくに、カウンター内で飲み物を作る作業をする音が、
ガガガガ・・・ガガガガ・・・とひっきりなしで、
音質の悪いBGMと混ざって、うるさいったらない。
コーヒーを飲みかけたけれど「出ようよ」とモグと席を立ち、
出入り口の重いドアを開けたところで、外から家族連れがやってきた。
あけかけたドアを押さえ、私が出ないうちに、
小学校高学年くらいの、かわいらしい服を着た少女が
私の腕の下をかいぐぐるように、小走りで店内へ。
わたし仕事のノートが入ったマイバッグと、小ぶりのバッグ、
飲みかけのタンブラーを持ち、腕に日傘もかけていたの。
ようやくあけた重いドアを、さっさと入られたのは、ちょっとね。
「あなた、人があけたドアを先に入るものじゃないわよ」と少女に注意したの。
少女につづいて、60代くらいのの太めの男性も入ろうとしたので
目を見て「ね、そうでしょう」と、わたし。
男性は無言で立ちすくむ。
そしたら、その後ろにいたお化粧の濃い女性(男性の妻?)が
「でも、もうすこし優しい言い方があるんじゃないですか」と居丈高に言う。
「は? 普段のしつけの問題でしょう」と、わたしは店外へ。
外にいた連れの若い男性(20代後半?)がきつい目つきで
「なんですか!」と、つっかかるようにいうので、
「事情をご説明しましょうか?」とわたし。
「いや、いいです。わかりました。
でも、小さい子に対して・・・・」と若い男。
「はぁ? 小さい子って4歳や5歳じゃないでしょう?」と、わたし。
「え、まあそうですがぁ。オ・バ・サ・ン」と言って彼も店内へ。
駐車場へ歩きながら、釈然としなかった。
今どきは、注意しないのが、普通なのかもしれないけど・・・
かつてNYに行った時は、出入り口でドアを開けようとすると
脇の人が、男女を問わずドアを押さえて居てくれて、
そのさりげなさに、びっくりしたものだった。
ここは日本だもの、そこまで言わない。
でもさ、乗り物でも、店でも、エレベーターでも
「出る人が先、入る人はあと」とか
「人の開けたドアを、すすめられもしないのに、先に通ってはいけない」
などは常識と思ってたんだけど?
わたしなら、注意されたら
「すみません。ほら○○ちゃん、あなたもあやまりなさい」と言うかな?
あの家族連れ、
おじいちゃんとおばあちゃん、孫の少女、若いおじさん、だったのかな。
あとで「あのオバサン、こわかったな〜」とか言われてたかな、わたし。
モグは、後からでてきたのだけれど
「若い男のひと、入る時ガラス戸におでこをぶっつけてたよ。
こわかったから、わたし、下がって見ていたけどね」ですって。