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送るということ

滝田洋二郎監督の「おくりびと」が
アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したとか。

この映画は予告編で見て、「ん?」と思いつつ、
「納棺師」という初めて聞く職業に「葬儀社とは違うの?」とか
死、それも死体を扱う人をどう映画にするのか
心にひっかかるものがあって、
やっぱり観に行って・・・・・「ふ〜」と感動して帰ってきたもの。

それが、あとで受賞という形で評価されたのを知るって、
なんか、自分がさきに見つけたのを認めてもらったようで、うれしい。




ここ1,2年は、バーサンの容体の変化もあって
常に死と隣り合わせの意識があった。
  年取ったとは言えまだ生きている親に対して
  縁起でもない、とかそういう事ではなくて、
  現実に、そう遠くない将来、きっと来る事だから・・・

死とか葬式とか、そのあり方について、色々考えたりしてた。
だもんで、この映画「おくりびと」には、
心の奥のところで揺さぶられたみたい。

人が死ぬと周囲の人々の本性が表れるところは
伊丹十三の映画「お葬式」にもあったし、現実にも見てきたけれど
今回の映画は、それとは少しちがって「送る」ということ。
人の最期を看取り、さらに送るという儀式について、
あ、やっぱり、しっかり見送らなければ、と思ったの。
しっかり生きること、そして、しっかり送ること・・・・
by hidaneko | 2009-02-24 01:08 | みきき | Trackback | Comments(2)
Commented by リバー at 2009-02-24 08:36 x
映画「おくりびと」 話題になっているので
観たいと思っていました。観る機会を探してみます。

なぜか、何年か前には
「博士の愛した数式」 「明日の記憶」 を本でも読み
映画も珍しく映画館まで足を運び観ました。
その後 義母のアルツハイマーがわかり なんだか
私の予知能力?って、と不思議な感じがしました。

そうですね、やはり親と暮らすって 遠くない未来に
そういう場面になるのは必然
そして自分も、いつかは・・・・
どう生きるか? 『 どう 生ききるか 』

先日、100km離れた地区まで行って(私の町ではまだ上映されていないので)
映画 「禅 ZEN」を観ました。
「あるがままをうけいれる」 本当に理屈ではわかっていますが、
体が それをそのまま受け入れ難く 少しもがいています。(苦笑)
肩の力を抜いて 「あるがままを受け入れる」
これが今の私のテーマです。
Commented by hidaneko at 2009-02-27 10:02
>リバーさん

映画って、映画館で見ようとすると時間が決まってて
それに合わせて出かけるのは難しい事もあるのですが
ビデオ化を待つのではなく、映画館で見たい、「今」見たいときもありますよね。
映画 「禅 ZEN」は、観てません。
>肩の力を抜いて 「あるがままを受け入れる」
なかなか・・・・・・・できないですね、わたしも。


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